引越しのストレスランキング!引越しトラブルでうつになる原因と改善方法

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人生にはいくつかの転機がありますが、引っ越しもその中のひとつ。新しい出会いによって輝かしい未来がもたらされることもありますし、生活習慣が変わることで自分自身に眠る可能性に気付くこともあります。

ただ、その一方でストレスも溜まりやすく、人によっては引っ越しを後悔するケースもあります。

ここではそんな引っ越しのストレスがどれくらい大きなものか、様々なランキングを参考にしてご紹介し、ストレスの原因やその対策をご紹介していきます。

新生活を気持ちよくスタートさせるために実践してもらいたい内容になっていますので、これから引っ越しをするという人はぜひ参考にしてください。

引っ越しのストレスランキングは30位台

人生のストレスについては様々な研究が行われており、そのストレスの大きさについてのランキングも発表されています。

それらのランキングにおいて、引っ越しのストレスがどれくらいの順位になっているかみていきましょう。

ストレスマウンテン(神戸市精神保健福祉センター):36位
ストレス点数(社団医療法人 新和会):34位
ホームズの社会的再適応評価尺度(大阪府立公衆衛生研究所精神衛生部):32位

3つのランキングではいずれも引っ越しが30位台になっており、職場での人間関係でのトラブルと同程度の順位になっているので、思った以上に大きなストレスになっているのがわかります。これから新しい生活が始まるというのに、これでは気持ちよくスタートを切れませんよね。

ただしストレスの原因がわかっていて、それに対する適切な対策をすることで、引っ越しによるストレスを最小限に抑えることができます。そこで、まずはどのようなところにストレスを感じやすいのかについて、次章で詳しく解説していきます。

引っ越しで感じやすい5つのストレス

まずは引っ越しをする人が、どのようなストレスと向き合うことになるかを把握しないことには対策も立てられません。まずは引っ越しで感じやすいストレスをリストアップしてみます。

  • 上手くいっていた生活習慣がリセットされる
  • 未来をイメージしにくい
  • 荷造りや手続きなどやるべきことが多すぎる
  • 貯蓄が減ってしまうので金銭的な不安が大きくなる
  • 引越業者の対応が悪くてイライラする

他にもストレスになる要因はありますが、多くの人に共通するのがこの5つです。それぞれのストレスについて詳しく見ていきましょう。

上手くいっていた生活習慣がリセット

私たち人間には、現状を変えたくない人と積極的に変えたい人がいて、現状を変えたくない人が圧倒的に多いと言われています。現状を変えなければ、同じことを繰り返すことができるので、日々の生活の中で引っかかることを最小限に抑えられます。

現状に問題がないのであれば、ほとんどの人が変化したくないと考えるわけです。それなのに仕事の都合などで引っ越しをするとなると、安定した状態を手放すことになります。

ライター重松
ライター重松

これまで上手くいっていたことがリセットされ、また1から再構築する必要があり、それが心理的なストレスを生みます。

未来をイメージしにくい

変化を好む人は、先の見えない未来にワクワクしますが、そうでない多くの人は、見えない未来には不安しかありません。近隣の人と仲良くできるか、子どもは新しい学校に馴染んでくれるかなど、考えだしたらキリがないのですが、その一つ一つがストレスになります。

小学校や中学校でクラス替えがあったときに、新しいクラスで友だちができるか不安になったことがあると思いますが、引っ越しも同じです。

編集部
編集部

先のことをイメージするのがとても難しく、ネガティブな未来を想像してしまうと「引っ越ししたくないなぁ」となり、それがストレスになります。

荷造りや手続きやるべきことが多い

引っ越しはやるべきことがたくさんあります。引っ越し当日までに荷造りを終わらせなくてはいけませんし、住所変更の手続きもしなくてはいけません。近所への挨拶やお別れ会など、とにかく忙しくなってしまい、自分のキャパシティを超えてしまうことが多々あります。

日常生活や仕事で忙しいときには、先送りできるケースもありますが、引っ越しの場合には期限が決まっているので逃げ出すこともできません。人によっては何から手を付けていいのかわからず、パニックになってしまうこともあります。

荷造りについて詳しく解説

貯蓄が減り金銭的な不安が大きくなる

引っ越しのネガティブな要素のひとつが、お金がかかるということです。新居の家賃や荷物の量にもよりますが、1人暮らしの引っ越しでもトータルで50万円かかり、家族での引っ越しの場合には100万円を超える出費になることもあります。

十分な貯蓄があり生活に余裕があるなら問題ありませんが、多くの人が貯金を切り崩してやりくりすることになります。人によってはお金を借りて引っ越しをする必要があり、金銭的な不安が膨らんでストレスを感じることになります。

引越業者の対応が悪くてイライラ

引っ越しをするときには引越業者とやりとりをすることになりますが、営業担当が強引だったり、時間を考えずに電話をかけてこられたりすることもあります。引っ越し当日のスタッフの対応が悪く、家財を積み残されたり破損が起きたりするなどのトラブルも発生します。

最近では社員教育もしっかりしており、サービス業であることを理解している業者も増えていますが、いまだに高圧的な態度をとるスタッフもいます。きちんと対応してくれればいいだけなのに、それができないときには、大きなストレスを抱えた状態で新生活を始めることになります。

各社評価接客応対作業品質オプション補償柔軟な対応単身料金家族料金

サカイ引越センター
5.5万円7.5万円

アーク引越しセンター
3.7万円6.5万円

日本通運
2万〜9万円3〜15万円

ハトのマークの引越し
3.3万〜4万円6.5万〜9万円

赤帽
1万〜9万円家族なし

アート引越しセンター
6.9万円11.8万円

アリさんマークの引越社
6.6万円10.6万円

ハート引越しセンター
5.6万円9.2万円

ヤマトホームコンビニエンス
2.1万円家族なし

ファミリー引越しセンター
4.2万円16.1万円
各社順位単身料金家族料金接客応対作業品質オプション補償柔軟な対応対応エリアネット見積LINE見積ダンボール支払いハンガーBOX不用品回収
サカイ引越センター1位2点:5.5万円4点:7.5万円4点:3位4点:2位5点:1位5点:1位5点:1位全国無料現金・クレカ有料
アーク引越しセンター2位4点:3.7万円 5点:6.5万円5点:2位4点:4位4点:4位3点:5位4点:4位全国無料現金・クレカ有料
日本通運3位2点:2〜9万円3点:3〜15万円5点:1位4点:3位4点:4位
5点:2位4点:3位全国無料現金・クレカ・RQコード
ハトのマークの引越し4位4点:3.3〜4万円4点:6.5〜9万円3点:5位3点:7位5点:2位4点:3位3点:6位全国無料現金・クレカ(各店舗によって異なる)有料
赤帽5位5点:1〜9万円3点:6位5点:1位1点2点:10位5点:2位全国各事業主による有料各店舗によるなし各店舗による
アート引越しセンター6位1点:6.9万円1点:11.8万円4点:4位3点:5位4点:3位4点:4位3点:5位全国無料現金・クレカ・RQコード有料
アリさんマークの引越社7位1点:6.6万円2点:10.6万円3点:7位3点:6位3点:6位3点:6位3点:7位全国無料現金・クレカ有料
ハート引越しセンター8位2点:5.6万円3点:9.2万円2点:10位2点:8位2点:8位3点:7位2点:8位全国無料現金・クレカ
ヤマトホームコンビニエンス9位5点:2.1万円1点1点1点1点1点全国有料現金・クレカ・RQコード有料
ファミリー引越しセンター10位3点:4.2万円1点:16.1万円1点2点10位2点:10位1点1点東京・埼玉・神奈川・千葉無料現金・クレカ・RQコード有料
は平均値に基づいた格付けを示す
料金相場は引越し侍・suumo引越し・LIFULL引越しの平均値を計算して算出

ストレスを溜めずに引っ越しをするコツ

ストレスの理由を読んで「もう引っ越ししたくない」と思った人もいるかもしれませんが、これらのストレスは対策でき、ストレスフリーとはいいませんが最小限のストレスで新生活をスタートできます。そこでここでは、気持ちのいい新生活を始めるためストレス対策をご紹介していきます。

新しい暮らしを始める街を散策する

先が見えないことへの不安を解消するために、新生活を始めることになる街を1〜2日かけて散策してみましょう。実際の生活をイメージしてスーパーや病院などをチェックしたり、子どもと公園で遊んでみたりするのもおすすめです。

散策しながら、その街でやってみたいことを考えてみましょう。大きな公園があるならランニングを始めるのもいいですし、カルチャースクールに通うというのもおすすめです。やりたいことをイメージすることで思考がポジティブになり、ストレスが軽減されます。

やるべきことリスト!スケジュールを組む

引っ越しに伴う作業の多さは回避できませんが、何をいつまでにやるべきかが明確になっていればひとつずつこなしていくだけです。いきなり引っ越しのための作業を開始するのではなく、まずはやるべきことリストを作成し、スケジュールを組んでください。

これをすることで、何から手を付けていいか分からないというストレスから開放されます。さらに作業漏れがなくなり、作業の手戻りが発生しないというメリットもあります。引越し一括見積もりサイトなどにチェックリストがありますので、プリントアウトして使いましょう。

周りに頼って助けてもらう

責任感が強い人ほど、引っ越しでストレスを感じてしまいがちです。このタイプの人は周りに迷惑をかけないために何でも自分でやろうとしがちで、結果的にキャパシティがオーバーし、ストレスに押しつぶされてしまいます。

引っ越しでストレスを軽減するコツは「頼ること」です。作業は家族で分担し、可能であれば友人にも手伝ってもらいましょう。予算に余裕があるなら、荷造りや荷解きを引越業者に依頼するというのもおすすめです。手続き代行業者も上手に活用して、自分の負担を減らしましょう。

料金だけで引越業者を選ばない

引越業者に対するストレス対策で大切なのは業者選定です。引っ越しはお金がかかるので、ついつい1番安値を提示してくれる業者に依頼したくなりますが、ストレスを減らすために大事なのは信頼できる業者であるということです。

  • 1社に絞らず3〜5社で相見積もりする
  • ここなら任せられると感じた業者に依頼する

この2点を意識して業者選定をしましょう。相見積もりすることで業者同士が競争してくれるので、どの業者も見積料金を限界まで引き下げてくれるので、相場よりも安く引っ越しできます。ただし、1社ずつ見積依頼するのは面倒ですので、引越し一括見積もりサイトを活用するのがおすすめです。

引っ越しをした後はゆっくりと過ごそう

引っ越しのストレスの多くは引っ越しをする前に発生しますが、実際にそれが体調などに表れるのは引っ越し作業を終えたタイミングです。作業中は緊張感もあって、ストレスに対抗できているのですが、作業が終わると気持ちが緩んで下記のようなストレスの症状が現れることがあります。

  • 体がだるくて重たい
  • すぐに落ち込む
  • 食欲がなくなる
  • イライラして周りにあたる
  • 仕事や家事に集中できない

これらの症状が出るのを回避するために、まずは心と体を休めましょう。引っ越し直後は旅行や飲み会などの予定を入れずに、自宅や近所でゆっくりとした時間を過ごしてください。

また、上手くいかないことに対して考えすぎる必要もありません。それは引っ越しによって一時的に不安定になっているだけで、時間が経てばいつもの自分に戻ります。ただしダラダラと過ごすのはNGです。規則正しい生活を心がけて、ただ急ぐことなく丁寧な暮らしを目指しましょう。

昔から言われていることですが、早寝早起きを心がけて、早朝に近所を散歩してみるのがおすすめです。太陽の光で体内時計がリセットされ、程よい運動が自律神経を安定させてくれます。新しいことへの挑戦は、自分の心の内側が整ってから始めましょう。

まとめ

ストレスランキングからもわかりますように、引っ越しをすることは多くの人にとってストレスな作業になります。人によっては引っ越しをすることでうつ状態になることもあり、家族がいる場合には、自分だけでなく家族の心理状態に対してもケアしてあげなくてはいけません。

まずは引っ越しをすることに対してポジティブなイメージを持てるように心がけ、後は周りの人たちに協力してもらい、できるだけ自分の負担を減らすようにしましょう。ストレスを軽減するために、信頼できると感じた対応のいい引越業者を選ぶことも大切です。

対策をしっかりとしておき、さらに引越し後は新しい環境への適応ができるまでは、規則正しい生活を心掛けながらも、できるだけのんびり過ごすようにしましょう。大事なのは慌てないことです。ゆっくりと時間を掛けて馴染んでいきましょう。