赤帽引越しの口コミ評判は最悪?やめたほうがいい?!注意点と安く引越するコツを解説

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一人暮らしの引っ越しを引越業者に依頼すると、近距離でも5万円近い費用になり、繁忙期ですと10万円以上の見積もりが出てくることもあります。引っ越しにそんなにもお金をかけたくないという人も多く、そういう人たちが利用しているのが赤帽です。

「でも赤帽ってよくわからないし不安」という人もいると思いますので、ここでは実際に利用した人の口コミや評判を元に、赤帽が本当に安いのか、そして安心して利用できるのかを徹底検証していきます。

赤帽の引っ越し費用相場

赤帽を利用して引っ越しをした場合、どれくらいの費用がかかるのかその相場を紹介します。まずは基本料金を見てみましょう。

基本料金の目安

作業時間2時間以内・走行距離20Km以内だと13,750円
※土日は2割増し

この料金に対して、作業時間が長くなったり走行距離が増えたりすると費用が上がります。

例えば、高速道路を使う場合には実費分の費用がプラスされ、1人では運び出せないような重たい家電や家具などがある場合には助手が1人つきますので19,800円追加費用が発生します。

それらを踏まえたうえで、具体的な費用相場を見ていきましょう。

東京➡神奈川23,100〜31,900円
東京➡長野53,900〜73,700円
東京➡大阪83,600〜96,800円

トラックの大きさなどの違いがあるため、営業所ごとに多少の差はありますが、相場としてはこれくらいの費用で引っ越しできます。トラックを1台チャーターすることを考えると、かなり格安です。

赤帽の人気度

実際に大手引越業者の顧客満足度をランキングしているオリコンで、赤帽は10年連続コストパフォーマンス部門1位です。

長距離の引っ越しでは引越業者よりも高くなることもありますが、近距離での引っ越しでは圧倒的な低価格で人気があります。

しかも、引越業者は繁忙期になる高額な見積りになりますが、一部の営業所を除く赤帽は基本的に一律料金のため、1年を通して同じ値段で利用できるのが大きな特徴です。

赤帽引越しの口コミ

赤帽の引っ越しがリーズナブルだと分かってもらえたところで、実際に利用したことのある人たちの口コミを見ていきましょう。良い口コミだけでなく、悪い口コミもありますので、それぞれの口コミのご紹介と解説をしていきます。

赤帽の良い口コミ

50代女性

引っ越し費用重視で赤帽が1番安かった。荷造りや仏壇の梱包を自分ですることで、そこから値引きして頂き、引っ越し先の家具の配置や照明取り付けを希望通りして頂きました。引用元: オリコン

50代女性

料金が安かった。料金形態がわかりやすい。作業員さんの感じが良かった。引用元: オリコン

30代女性

金額が他社と比べて圧倒的に安価だったのに、荷物の運搬が他社と同じ形式(例:洗濯機などの大物家電を布の袋に入れてくれる)で壊れる心配がなかったから。引用元: オリコン

50代男性

荷物が充分積載できたこと。他社に依頼した単身パックでは、自家用車にも積んだが、赤帽さんの軽トラックでは、タイヤなども含めて全て積載できた。引用元: オリコン

50代男性

運送業の大手の会社に頼むよりも、時間、作業者の経費計上がハッキリ分かる。御自身で会社を経営されているので、とても丁寧な対応と作業です。引用元: オリコン

30代女性

一年前に引っ越した際に金額がとにかく安いところで探していたところ赤帽引越センターさんが一番安かったのでお願いしました。作業員の方も礼儀正しく、スピーディーに仕事をこなしていくのでとても頼もしく金額も安かったように思います。引用元: 引越し達人

30代女性

とても気さくなスタッフさんでしたのでなんの不満もありませんでした。手際の良さはピカイチではないでしょうか。たった1人での作業なので時間もかかるのではと少し心配した時もありましたが、サクサク捗り無駄話もなく黙々とこなしてくれました。引用元: 引越し達人

きちんと周りのものに傷がいかないようにしてくれたり、わたしたちへの対応もとても丁寧でよくしてもらいよかったとおもう。またつぎ引越しをすることがあればまた頼みたいと思った。引用元: 価格.com

対応も感じの良い方達で、運ぶか悩んでいた物を結局処分する事にしたんですが、サービスで、解体もしてくださいました。また、洗濯機や、冷蔵庫の設置もこう置いた方がいいと思うので、こうしますね。など、きちんと説明をしてくれたので安心でした。引用元: 価格.com

やっぱり、まあ、いやな顔ひとつせず、けっこういい感じの対応でしたね。なんの問題もなかったですね。今度の引っ越しも、ぜひともこの業者に依頼しようと思いましたね。合格です。。引用元: 価格.com

感じの良い方で、引っ越しもスムーズに終わりました。梱包は自分で行いましたが、ベッドなどの大きな荷物は特に傷つくこともなかったです。料金は失念してしまいましたが、思ったより安かった気がします。引用元: 価格.com

引っ越し会社さんに迷っていたので、見積もりを取って一番お安い会社様の引っ越しにお願いしました。コスパも良かったですが丁寧な配送で助かりました。引用元: 価格.com

赤帽さんの様々な広告PRについて、私は見たことが少ないのですが、困った時に対応してくれる企業さんとして昔から利用しています。ニーズに合わせた搬送サービスが可能だからです。コンパクト化した荷物を送るというリーズナブルな引っ越し料金での引っ越しを計画していたところに、赤帽さんが私のニーズに合わせてうまく見積もってくれました。引用元: 価格.com

良い口コミを見てみると一番に価格の安さや、作業スタッフは一人なのに手際が良かったなど価格だけでなく技術面でも高評価のようです。

価格が安い分、梱包や運搬などは自身で行わなくてはいけませんが、利用された方は一緒になって協力的に作業を行うことでスムーズに引っ越し作業を終えられているようです。

赤帽の悪い口コミ

女性

事前に連絡も無く突然見積もりに来られ、引越し当日は遅刻して来られ、あれ?と思う対応でした。引用元: 価格.com

女性

大きな荷物タンスなどを運んでもらうために頼みましたが、個人のため「手伝ってくれる人はいますか」「包装は前もってしておいてください。」といわれました。言われたとおりしていたのですが、タンスに毛布を巻くのに連れてきた人に五千円追加、タンスを下ろすのに二階とは聞いてなかったと二千円追加されたにも関わらず下ろしていたときにタンスをぶつけてくれました。弁償もしてくれませんでした。どこの赤帽もそうとはかぎりませんが私はもう赤帽に引越しは頼みません。引用元: 教えて!goo

50代

荷物は自分でまとめました。時間短縮するためには、自分で荷物を運んだりと、楽ではありませんでした。時間で換算する見積内容だと、サービス的にはきつい内容でした。若い男性ではなかった分、余計に時間短縮するためには、努力も必要でしたので、気を使いました。引用元: 価格.com

50代

引越し先にエレベーターがないので、冷蔵庫とか洗濯機とかタンスとかを3階の部屋まで手伝わされました。滅茶苦茶きつかったです。引用元: yahoo知恵袋

一方で悪い口コミを見てみると、「一緒に荷物を運んで疲労した」「家具を傷つけられた」といった良い評価からは考えられないような内容の口コミが目立ちます。

前者に関しては、お金を払っているから全てやってくれると思ったという利用者の考えと、赤帽スタッフによる作業員一人等の案内不足が考えられるため、いわゆるコミュニケーション不足が原因です。

後者に関しては、スタッフの研修がしっかりと行われていない粗悪な業者とも取れますが、家具が傷つけられるトラブルなどは大手の引っ越し業者でもありうることです。

トラブルが無いに越したことはないですが、万が一のことを考えると緊急時の対応が赤帽のような個人運営と大手業者に差がでるところでもあることが口コミからわかります。

赤帽の評判

先ほどの口コミを踏まえ、赤帽の評判を検証していきます。

総合的な評価は満足できる

トータルの評価としては満足できるサービスを展開しているのが赤帽です。

実際に利用している人の評価としては、「利用して良かった」という声が多く、先程お伝えしたオリコンのランキングでは、コストパフォーマンスだけでなく、現場スタッフの対応や作業内容、提案プランなどでも1位になっているのも事実です。

先ほど悪い口コミでも紹介した通り、ほとんどがコミュニケーション不足が考えられるため、価格の安さや悪い口コミに惑わされず、実際の電話対応や訪問見積もり時に業者としっかりコミュケーションをとり、自分で良し悪しを判断することが大切です。

口コミ評判の良悪の差がでるのはなぜ?

赤帽の評判でも少し触れましたが、赤帽の口コミをチェックすると、利用者ごとにまったく違った印象を受けているのが分かります。

それには理由があります。それは以下のように赤帽という引っ越し業者の仕組みが大手の引っ越し業者と異なるからです。

赤帽の仕組み

赤帽は中小企業等協同組合法に規定されている「事業協同組合」。 農家が集まって組織した「農業協同組合(農協)」や、漁師が集まって組織した漁業協同組合(漁協)と同様の組織で、貨物軽自動車運送事業者である赤帽組合員が集まって組織化されたものです。
つまり、赤帽組合員は農家や漁師と同様に、それぞれが独立した「個人事業主」、俗に言う「オーナー」という位置付けになります。
全国各都道府県に44の協同組合が存在し、約180ヵ所の組合本部、支部、営業所等の拠点がございます。

引用元: 赤帽公式サイト

個人事業主ですので、柔軟な対応をしてお客さんに喜んでもらうことを重視している人もいれば、仕事だから嫌々荷物を運んでいる人もいます。

会社組織になっている引越業者のように、社員教育を徹底しているわけではありませんので、以下のように誰が運ぶかによって評価がきれいに分かれてしまうというわけです。

評判の良悪の差の理由

赤帽は個人事業主が集まって作られた協同組合組織ですので、運送店Aと運送店Bには基本的に関わりがありません。
過去に営業所Aで利用して満足できたから、次の引っ越しも同じ赤帽である営業所Bに依頼したら、対応がまったく違ってイメージダウンするといったことがよくあります。

上記のようなことにならないためにも、次章では口コミから分かる評判が良い赤帽を見つける方法を紹介します。

評判が良い赤帽を見つける方法

悪い口コミを心配しすぎて、赤帽の利用をあきらめるのは賢明だとはいえません。先ほども言った通り赤帽はトータル的な評判は高い業者です。

何より、引っ越し費用を安く抑えたいなら赤帽を利用しない手はありません。ここでは評判が良い赤帽を見つける具体的な方法を紹介します。

まずは以下の3点を意識しましょう。

  • 他人の口コミは参考程度にする
  • 配車センターではなく運送店(組合員)を自分で探す
  • 契約条件はメールやFAXなどで証拠を残す

それぞれのポイントを詳しく解説していきます。

他人の口コミは参考程度にする

まず大事なのが、赤帽に限っては他人の口コミはあまり参考にならないということです。

すでにお伝えしましたように、運送店Aと運送店Bはまったく別物です。このため、ある人の利用した運送店がとても態度が悪くても、そのことは自分が利用しようとしている運送店とは関係ありません。

もちろん逆もあり、他の人がどれだけ褒めていても、その運送店を使えるわけではありません。どちらの口コミも「そういうことがある」くらいに考えておきましょう。

ただ、運任せにする必要はなく、応対がしっかりとした運送店を選ぶコツというものがあります。どうすれば、きちんとした運送店に作業をしてもらえるのか、次項で詳しく説明します。

配車センターではなく運送店(組合員)を自分で探す

赤帽 引っ越し」で検索すると、全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会のサイトが出てきます。ここからも引っ越しの見積依頼ができますが、このサイトから申込みをすると担当する運送店を選べません。

運が良ければしっかりとした運送店が担当しますが、運が悪いと悪い口コミにもあるような高圧的で技術力も低い運送店が担当になることもあります。

このため、全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会から申し込みをするのではなく、赤帽を含む他の引っ越し業者から一括見積もりできるサイトで見積依頼をしましょう。

引越し一括見積もりの流れと業者の決め方
必要な事項を入力する
利用者
利用者

公式ホームページが見やすい業者を選ぶ

ホームページを設置しているということは、自社でしっかりと仕事を取ってこようという気持ちの現われで、そのような運送店は引っ越しがサービス業であることを意識していますので、横柄な態度を取られる確率が大幅に下がります。

契約条件はメールやFAXなどで証拠を残す

運送店によっては、見積もり時や契約後にあやふやな回答をすることがあります。そのような運送店を利用すると後からトラブルになりやすいので気をつけてる必要があります。

注意点

赤帽を使ってトラブルになるケースの多くが「言った」「言わない」という認識違いによって発生します。このため、やり取りはできるだけメールやFAXで行い、証拠を残すようにしましょう。

例えば、以下のような引っ越しに必要な項目については必ず確認し、書面やメールなどの証拠を残すようすることで「言った」「言わない」といった状況を防ぐことに繋がります。

証拠として残すこと
  • 見積金額
  • 追加料金が発生する可能性
  • 運んでもらう荷物の量
  • 引っ越しの日時
  • 引っ越し先住所
  • 作業人数
  • 手伝いが必要かどうか
  • 荷物が乗り切らなかったときの対応
  • 荷物が破損したときの対応

項目が多くて意外と面倒だと感じた人がいるかもしれませんが、これらはトラブルにならないために必ず共有しておかないといけない情報です。そして、口頭ではなくきちんと形に残しておくことが大切です。

赤帽の頼み方で困っている人

近場の引越しを格安で行ってくれることで、若者を中心に人気のある赤帽。ただ、大手引越し業者のようにいたれりつくせりのサービスではなく、情報も限られているため、頼み方すらわからなくて困っている人もいるようです。

そこで、ここでは赤帽の頼み方を中心に、利用するにあたっての注意点などをまとめてみました。引越し予算が限られている人や、イレギュラーな引越しをする人に役立つ内容になっていますので、ぜひ参考にしてくだ

赤帽と他の引越し業者との違い

赤帽の頼み方をお伝えする前に、まずは赤帽がどのようなサービスなのかお話しておきます。赤帽は軽貨物運送業を営む個人事業主で組織される協同組合です。全国に44の協同組合があり、さらに約180ヶ所の組合本部や支部、営業所があります。

会社組織ではなく、農協や漁協のように加入している個人事業主がお互いに支え合うことを目的としています。このため「赤帽」の看板を掲げていても、基本的には独立した個人事業主であり、それぞれが責任を持って仕事を請けることになります。

とはいえ協同組合ですので、ある程度共通したルールや約束事などはあります。

満足度

ただし、業者ごとに作業品質やサービス品質に違いがあり、評価の高い人に当たれば最高の引越しになりますが、相性が悪い人に依頼すると満足度が低下するというデメリットもあります。

個人事業主ですので大手引越し業者のように上司の判断を仰ぐようなこともなく、イレギュラーなトラブルが発生しても、その場で素早く対処してもらえます。さらには柔軟な対応を得意としており「明日引越したい」といった急なお願いでも応じてくれることもあります。

気をつけたいのは、他の引越し業者のようにすべてお任せにはならないという点です。引越し業者の場合には搬出から搬入まで見ているだけでいいのですが、赤帽の場合には搬出と搬入の手伝いが必要になります(オプションで手伝い不要にもできる)。

赤帽を利用するときには、このような違いがあることを頭に入れておき、メリットとデメリットを理解した上で利用する必要があります。

赤帽引越しのキャンセル料金いつから発生する

格安で引越しできることで、若者を中心に人気の高い赤帽ですが、運送業の延長として引越しを行っているため、他の引越し業者とは色々と使い勝手に違いがあります。引越しできなくなったときのキャンセル料やキャンセル方法も情報が少ないので、いざというときにどうしていいのか困ります。

そこで、ここでは赤帽の引越しでキャンセルするときに発生する料金やキャンセルを伝える方法、そしてトラブルにならないためのポイントをわかりやすくご紹介していきます。

赤帽の引越しで発生するキャンセル料

赤帽は店舗ごとにキャンセル料に違いがあり、ある店舗は2日前までキャンセル無料なのに、別の店舗では2日前でもキャンセル料が発生することがあります。

同じ赤帽なのになんでそんなことになるの?と疑問に感じるかもしれません。実は赤帽というのは会社ではなく協同組合組織で、貨物軽自動車運送事業者が集まって組織化されているだけなので、それぞれは独立した個人事業主となっています。

注意

各店舗の経営は個人事業主がそれぞれに行っているため、依頼する店舗によってキャンセルポリシーに違いがあります。

そのことを把握した上で、赤帽のキャンセル料について詳しく見ていきましょう。

赤帽での一般的なキャンセル料

店舗ごとにキャンセル料が違うとはいえ、軽トラックでの引越しをするときには国土交通省が告示している標準貨物軽自動車引越運送約款というルールがあり、ほとんどの店舗では標準貨物軽自動車引越運送約款に従ってキャンセル料を設定しています。

標準貨物軽自動車引越運送約款の第21条によると、貨物軽自動車で引越しをするときのキャンセル料は下記のように定められています。

キャンセル日見積金額
当日50%
前日30%
前々日20%
3日前まで無料

ただし、これは必ずしも守らなくてはいけないわけではなく、店舗によっては前日に50%、当日は100%としていることもあります。

この標準貨物軽自動車引越運送約款は2018年6月に改正され、以前は前日が10%、当日が20%となっていました。これは赤帽にとっては不利なので、ほとんどの店舗で改正後のキャンセル料に移行していますが、ホームページの記載だけ修正されずに残っている可能性もあります。

実際のキャンセル料は契約書に記載されていますので、必ずそちらを確認しましょう。契約時に説明してもらえるとは思いますが、説明がなかった場合には自分から「キャンセルするときの対応を教えて下さい」と伝えて、キャンセル料を確認してください。

赤帽の引越しでキャンセルするときの注意点

赤帽のキャンセル料は標準貨物軽自動車引越運送約款に準じているケースが多いとお伝えしましたが、2点ほど気をつけてもらいたい注意点があります。

  • すでに着手済みで発生している費用は別途請求
  • 繁忙期はキャンセル料が上がることもある

最初のポイントは「すでに着手しているものに対してかかった費用は発生する」ということです。

例えば赤帽から梱包資材を購入していた場合には、その支払はしなくてはいけません。また、引越し当日にすでに事業拠点を出発している場合には、ガソリン代や高速道路代などが請求されます。

また、3月から4月までの繁忙期に関しては、高額なキャンセル料が発生するケースもあります。もちろん契約時に説明してもらえますが、「繁忙期はキャンセル料が高くなる」こともあるのだと、頭に入れておきましょう。

赤帽のキャンセル方法

赤帽でキャンセルするときは、必ず電話で伝えるようにしましょう。電話を掛けると怒られるのではないかと不安になるかもしれませんが、メールですと相手にきちんと伝わったかどうかがわかりません。「届いていません」と言われて、キャンセル料を請求されることも考えられます。

必ず事業拠点もしくはドライバーに直接電話してください。ただし、ドライバーは運搬中に電話に出ることができませんので、なかなかつかまらないこともあります。そういう場合には、時間を変えて何度か掛け直しましょう。

どうしても電話がつながらないのであればメールでもいいのですが、その場合もメールに対する返信がなければ、電話で確認する必要があります。面倒であってもトラブルを回避するために必要なことですので、必ず相手に直接伝えてください。

キャンセルによるトラブル回避のポイント

引越しの数日前に急に入院することになったり、会社の都合で引越しができなくなったりということは誰にでもあります。赤帽も一定の割合でキャンセルがあることは理解していますので、きちんとした対応をすれば、嫌な顔をすることなくキャンセルさせてくれます。

そこで、ここではトラブルになることなくスマートにキャンセルする方法について解説していきます。

契約時にキャンセル料を確認しておく

まず大事なのは契約時にキャンセル料について、きちんと確認しておくことです。契約するときにはキャンセルすることなんてないと思っているので、キャンセル料の説明があっても、きちんと聞いていないことが多いのですが、これがトラブルの原因になります。

  • キャンセル料はいつから発生するのか
  • キャンセル料はいくらか
  • 付帯サービスに対するキャンセルの取り扱い
  • 支払い方法

少なくともこの4点は確認し、メモに残しておきましょう。キャンセル料そのものは契約書にも記載されているはずですので、それほど問題にはなりませんが、付帯サービスの取り扱いについては記載がないケースもあり揉める原因のひとつとなっています。

赤帽は原則として引越資材を提供していませんが、もし提供してもらった場合にはそれらを返却するのか、買取になるのかを確認し、またエアコンの取り外しなどの工事を依頼した場合のキャンセル料なども明確にしておきましょう。

キャンセルが決まったらすぐに連絡をする

3日前までキャンセルが無料だったとしても、引越しができないとわかった場合には、すぐに赤帽に連絡してください。契約上は3日前までOKでも、3日前に電話がつながるとは限りませんし、何よりも直近になってのキャンセルは、スケジュールの穴埋めが難しいため嫌がられます。

電話が苦手という人は、ついつい先送りをしたくなりますが、先送りをしていいことはひとつもありません。面倒なことはすぐに終わらせておきましょう。

悪天候のキャンセルは自分から申し出ない

引越し当日に台風や大雪になった場合、自分からキャンセルや延期を依頼するとキャンセル料が発生します。自己都合でもないのに理不尽に思うかもしれませんが、基本的には悪天候でも引越しはするものだと考えてください。

ただし明らかに台風が直撃するような場合や、河川の氾濫が予想されるような大雨の場合には、赤帽としても作業を延期すべきと判断することもあります。ニュースなどで不要不急の外出を避けるようにとアナウンスされている場合には、まずは赤帽に相談しましょう。

ポイントは自分からキャンセルや延期を申し出ないということです。

利用者
利用者

「こちらは問題ありませんが、キャンセル料が発生しないなら別日でもいい」と伝えてください。

赤帽の頼み方

それでは具体的な赤帽の頼み方について解説していきます。赤帽に依頼する方法は大きく分けて3通りあります。

  • 赤帽引越のサイトから依頼する
  • 地域の赤帽組合に依頼する
  • 赤帽のドライバーに直接依頼する

どの方法で頼んでも問題ありませんが、ドライバーに直接依頼すると引越しの予定日がすでにスケジュールが埋まっている可能性がありますので、スケジュールが空いているドライバーを手配してもらうために、Akabou引越のサイトや地域の赤帽組合に依頼するのがおすすめです。

具体的な頼み方の流れを見ていきましょう。

Akabou引越のサイトや地域の赤帽組合で見積依頼する

まずは電話や申し込みフォームなどから見積依頼をしましょう。

  • 引越し日
  • 現住所
  • 階数
  • エレベーターの有無
  • 荷物の量

見積依頼をする前に、少なくともこれらの情報を用意しておきましょう。この情報がないことには赤帽で見積もりを作ることができませんので、電話で依頼するにしても、申し込みフォームから依頼するにしても必ず用意しておいてください。

提案された見積もりの確認

見積もりは基本的に24時間以内に出してもらえます。提案された金額や条件を確認し、不明な点などがあれば問い合わせをしましょう。

確認するポイントは下記になります。

  • どの範囲まで作業してもらえるのか(どの程度の手伝いが必要になるか)
  • 訪問時間
  • 支払い方法
  • トラックでの同乗移動可否

すでにお伝えしましたように、赤帽は搬出と搬入の手伝いが必要になります。ただ、どの範囲で手伝いが必要なのかドライバーによって違ってきます。ほとんど1人で運ぶ人もいれば、冷蔵庫や洗濯機などの重たい荷物を一緒に運ばなくてはいけないケースもあります。

男性なら冷蔵庫や洗濯機などの搬出、搬入の手伝いは問題ありませんが、力の弱い女性ですと手伝えませんので、追加でサポートスタッフを依頼するか、友人や家族に手伝ってもらう必要があります。ですので、どの範囲まで作業してもらえるのか、どの範囲で手伝いが必要なのかは必ず確認しておきましょう。

そのほかに作業のスタート時間や、引越し料金の支払い方法も確認しておいてください。現金のみの対応の場合、事前にお金をお釣りがないように用意しておく必要があります。とても重要なポイントですので、支払い方法は契約前に確認しておきましょう。

赤帽は新居までトラックに乗せてもらえることがあります。ただ、ドライバーによって判断が違いますので、乗せてもらいたい場合には「トラックでの同乗移動可否」の確認もしておきましょう。

引越しの申込み

見積内容に問題なければ、申し込みを行います。ここで特に気をつける点はありません。あえて確認しておくとするなら、いつからキャンセル料が発生するかということくらいです。ただ、これに関しては赤帽から説明がありますので、説明漏れがあったときに確認しましょう。

引越し準備

申し込みを行ったら、後は引越し前日までに荷物をまとめておきましょう。他の引越し業者のようにダンボールなどの資材を用意してもらえませんので、ネットショップやホームセンターなどでダンボールや布テープ(ガムテープは粘着力が弱いので不可)を購入してください。

引越し作業・精算

引越し当日は荷物をトラックに運び、新居で下ろしてもらうだけです。基本的に赤帽は家具の配置などはしてもらえません。ときどき配置を手伝ってくれるドライバーもいますが、好意でしてくれているだけですので、あまり期待しないでおきましょう。

作業が終われば精算になります。事前に確認しておいた方法で支払いを済ませましょう。基本的に心付けは必要ありませんが、満足度が高かった場合には1,000〜2,000円程度の心付けをすると喜ばれます。

大枠での流れはこのようになっています。それぞれ細かなポイントがありますので、もう少し詳しく見ていきましょう。

赤帽を利用するときの注意点

赤帽の引越しの頼み方は一般的な引越し業者とそれほど変わりませんが、実際の作業では手伝いが必要になるなど、気をつけなくてはいけないポイントがいくつかあります。そこで、ここでは、赤帽を利用するときの注意点をご紹介していきます。

近距離の単身引越しで利用する

赤帽が得意としているのは移動距離が20〜30kmまでの単身引越しです。赤帽の引越し料金は移動距離や拘束時間がベースになっているため、他の都道府県への引越しで利用すると、割安感が薄れてしまいます。

また家族引越しは軽トラック1台に荷物が載らず、2台以上の手配となるため必要なトラックの台数分だけ料金が増えていきます。これは単身引越しでも同じことで、荷物が載らない場合には往復になったり、複数台手配になったりして料金が高額になります。

チェック

赤帽に依頼するなら、軽トラック1台に収まるように荷物を減らしておきましょう。

通常は2週間前、繁忙期は更に早めに予約する

引越しの予約は、通常2週間前でも十分に間に合いますが、繁忙期や月末、週末などは予約が埋まりやすくゆっくりとしていると、地域の赤帽がほとんど出払ってしまい引越しできないなんてこともあります。赤帽は前日でも対応してくれることがありますが、基本的には引越しが決まったらすぐに予約しましょう。

特に3月の引越しは、赤帽も含め多くの引越し業者が予約で埋まり、引越し料金も高額になります。引越し難民という言葉ができるほど、大きな問題になっていますので、3月の引越しの場合には、2ヶ月前には予約するくらいのスケジュールを組んでおきましょう。

腕力に自信がない場合には家族や友人に手伝いを頼む

すでに何度かお伝えしましたが、赤帽は原則として搬出、搬入の手伝いが必要です。ダンボールの移動くらいであれば非力な女性でも運べますが、洗濯機や冷蔵庫、家具などになってくると、ドライバーと2人でも運べないこともあります。

腕力に自信がないなら男性でも、家族や友人にお願いして手伝いを頼むようにしましょう。もしくは事前に相談しておき、必要に応じてオプションで、サポートスタッフを1人追加してもらうようお願いしましょう。

ドライバーの当たり外れは気にしない

赤帽は個人事業主ですので、ドライバーには社交的で元気な人もいれば、コミュニケーションが苦手な職人タイプの人もいます。作業の質は全体的に高いものの、あまり相性が良くないドライバーが担当することもありますが、それは仕方のないことと考えてください。

大手引越し業者のように社員教育が行き届いているわけではありません。あくまでも個人事業主ですのでドライバーごとで対応がまったく違います。対応がいいドライバーが担当になってくれるとラッキーくらいに考えておき、外れてもきちんと荷物を運んでもらえればそれでOKとしましょう。

引越し一括見積もりサイトから依頼する

赤帽でもうひとつ注意しなくてはいけないのが、値引き交渉ができないという点です。赤帽は引越しを行ってはいるものの、基本は運送業ですので宅配便と同じように値引きができません。値引きをするほど高くないので気にしない人もいるかもしれませんが、他社と比較はしたいところです。

例えば荷物が少ないのであれば、赤帽よりもヤマトホームコンビニエンスの専用ボックスを使ったプランのほうが安くなることもあります。地域密着型の引越し業者の場合、赤帽と同じ軽トラックを使っても、格安で引越しできるケースもあります。

頼み方として「Akabou引越のサイトや地域の赤帽組合で見積依頼する」とお伝えしましたが、少しでも安く引越しをしたいのであれば、赤帽に直接依頼するのではなく、1度の申込みで複数の業者にまとめて見積り依頼できる、引越し一括見積もりサイト経由での依頼がおすすめです。

引越し一括見積もりサイトを使えば、複数の引越し業者の見積もりと比較でき、安値を提示してくれた業者にお願いすれば、引越し費用を抑えることができます。引越しはなにかとお金がかかりますので、予算が限られているという人は、そのようなサービスを活用しましょう。

赤帽の口コミは頼りにならない

引越業者を選ぶと気に、口コミというのはとても参考になる情報です。やはり実際に利用した人の声というのは納得しやすく、どの業者の良し悪しを判断するためにはなくてはならないものです。

ただし、赤帽に限っては口コミがほとんど役に立ちません。

理由は、赤帽は看板が同じだけで、それぞれ個人商店に近い会社のため、サービスや技術力に多少差が出やすい組織だからです。

例えば、きちんと研修も行ってもその研修を本気で取り組んでいる人もいれば、適当に流している人もおり前者と後者では、顧客応対がまったく違ってきますしそれぞれの経験値も同じではありません。

だからといって、オリコンでも高い評価を受けている赤帽を使わないというのはもったいないですよね。運送店ごとにサービスの質がまったく違うということを認識し、信頼できる運送店を自分で探すように心がけてください。

ここでご紹介した方法で選定すれば、運送店選びで失敗する確率を下げられます。手間はかかりますが、それだけで満足度の高い引っ越しができます。悪い口コミに惑わされずに、ここなら大丈夫と思える運送店を探し出して引っ越しをお願いしましょう。