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普通に暮らしているだけで衣類はどんどん増えていくので、賃貸物件でも大きな一軒家でも収納スペースが足りなくなりがちです。新しい衣類を買ったら古い衣類を捨てればいいのですが、お気に入りの衣類はシーズンが終わってもとっておきたいところ。
結果的に衣類が収納から溢れてしまう。そうなったときには、段ボールに入った季節衣類をまるごと預かってくれる保管サービスの利用がおすすめです。ここではそんな季節衣類を長期保管してもらうのに最適なサービスについて詳しくご紹介していきます。
引越し百科の運営会社である株式会社SMAの代表兼ウェブディレクター。自身の引越し経験5回を元に記事の制作やキーワードコンセプトを決めるなど、サイト全体のプロディース業務を務めている。SEO業界のセミナー講師も務める。
2015年9月からWebメディアを中心に執筆を行っています。引越し経験10回の体験談を基に、ユーザー目線で役立つ情報を提供します。これまで、不動産、金融、旅、スポーツなど多岐にわたるジャンルで記事を執筆してきた経験があり、実践的で分かりやすい内容に自信があります。
段ボールに入った季節衣類を長期保管する方法
段ボールに入った季節衣類を保管するとなったときに、まず思い浮かぶのがコンテナなどを使った屋外型トランクルームかもしれません。ただ、屋外型トランクルームは、梅雨時期には湿度が高くなり、夏になるとコンテナ内の温度も高くなり、長期保管には適していません。
そうなると、長期保管する方法は次のいずれかの方法になります。
- 屋内型トランクルーム
- 宅配型トランクルーム
屋内型トランクルームはビルなどの建物内に保管スペースを借りるサービスで、まとまった量の季節衣類を保管できます。宅配型トランクルームは段ボールごと、もしくは衣類1着ごとに預かってもらえるサービスで、宅配便を使って衣類の出し入れができます。
どちらの方法も空調管理がされており、問題なく段ボールに入った季節衣類を長期保管できますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。利用するシチュエーションによっても最適なサービスが違いますので、それぞれの特徴や向いている人などをご紹介していきます。
屋内型トランクルームは荷物を置くためのスペースを借りるサービスで、アパートやマンションと同じように賃貸借契約を結んで小さく区切られた部屋を借ります。その借りたスペースに段ボールに入った季節衣類を保管するわけですが、衣類以外の家具や家電なども保管できます。
ほとんどの屋内型トランクルームが、空調により適切な室温や湿度に管理されており、自宅で保管しているのと同じような環境で、季節衣類を長期保管できます。この屋内型トランクルームにどのようなメリットやデメリットがあるのかを見ていきましょう。
屋内型トランクルームの料金例
スマホは横スクロール出来ます。
加瀬のトランクルーム | ハローストレージ | キュラーズ | |
---|---|---|---|
スペース | 1帖 | 1帖 | 1帖 |
サイズ | 90×180×210cm | 148×108×240cm | 160×150×210cm |
保管料金 | 7,150円/月 | 9,100円/月 | 13,985円/月 |
月額管理費 | ― | 2,200円/月 | ― |
保証 | ― | 550円/月 | 902円/月 |
事務手数料 | 7,150円 | 9,100円 | ― |
鍵代 | ― | 3,080円 | ― |
セキュリティ | ― | 1,100円 | 2,530円 |
地域 | 江戸川区江戸川 | 江戸川松江 | 新小岩店 |
年間費用 | 92,950円 | 155,480円 | 181,174円 |
屋内型トランクルームのメリット
- 保管する段ボールに入った季節衣類の量が多いと割安
- 空調管理で衣類が傷まない
- 自分の好きなときに取り出しに行ける
屋内型トランクルームの利用料金は施設によってバラツキがありますが、1畳あたり1万円程度で借りることができます。借りたスペースに荷物を満載しても構わないので、段ボールの数が多い場合にはかなり割安になります。
また、しっかりとした空調管理が行われているので、衣類にカビが発生するなどのトラブルを回避できます。さらに自宅に近い屋内型トランクルームを利用すれば、服が必要になったときすぐに取りに行けます。
屋内型トランクルームのデメリット
- 1年間で10万円前後の出費になる
- 自分で搬入や搬出をしなくてはいけない
- 地域によっては近くにサービスがない
メリットで「割安になる」とお伝えしましたが、それでも1ヶ月1万円の出費になるので、1年間で12万円固定費として発生します。長期保管するのであれば、家賃をプラス1万円出して、もっと広い物件に引越したほうがお得です。
また、搬入や搬出を自分で行う必要があります。屋内型トランクルームは都市部に集中しており、近くでサービスが展開されていない場合、電車や車に乗って衣類を取り出しに行かなくてはいけないといったデメリットがあります。
屋内型トランクルームが向いている人
屋内型トランクルームのメリットとデメリットを踏まえて、どのような人がこのサービスに適しているのか見ていきましょう。
- 頻繁に荷物を取り出したい人
- 近くに屋内型トランクルームがある
- 段ボールに入った季節衣類以外にも預けたいものがある
屋内型トランクルームの魅力は、荷物の出し入れが自由だということにあります。例えば冬物衣料を預けたけど、寒さが戻ってきたからコートを取り出しに行くといった使い方ができます。このため、預けた荷物を頻繁に出し入れしたい人に適しています。
アクセスのしやすさも重要で、自宅もしくは職場近くに屋内型トランクルームがあるというのも重要です。屋内型トランクルームではスペースを借りるので、衣類以外にも保管しておきたいアイテムがあるという人にもおすすめです。
宅配型トランクルームは宅配便を利用して、倉庫などに荷物を預けるサービスです。自分で収納しに行く必要もなく、取り出しも宅配便を利用して数日以内に自宅に届けてもらえます。段ボールを1つの荷物として預かってくれるだけでなく、衣類1着ごとに管理してくれる宅配型トランクルームもあります。
屋内型トランクルームはスペースを借りるサービスですが、こちらは荷物を保管してもらうサービスとなっていて、荷物単位で費用が発生するといった特長があります。
宅配型トランクルームの料金例
スマホは横スクロール出来ます。
ミニクラ | サマリーポケット | CARAETO | |
---|---|---|---|
サイズ | 68×45×38cm | 68×45×37cm | 56×48×36cm |
月額利用料 | 480円/月・箱 | 484円/月・箱 | 484円/月・箱 |
取り出し | ※0円/箱 | 1,320円/箱 | 880円/箱 |
プラン | ボックス保管 (撮影なし)・ラージ | エコノミープラン ・ラージボックス | カラエト ノーフォト |
年間費用 (5箱) | 35,400円 | 35,640円 | 33,440円 |
宅配型トランクルームのメリット
- 衣類を取り出しに行く必要がない
- 空調管理で衣類が傷まない
- 荷物ごとの利用料金が安い
宅配型トランクルームは宅配便を利用するので、自宅にいながら衣類を簡単に送ったり、取り出したりできます。サービスによっては預けた衣類の写真を撮って、一覧表示してくれるので必要な衣類がすぐに見つかります。
また屋内型トランクルームと同じように空調管理をしているので、衣類が傷みにくいといったメリットもあります。さらに、荷物ごとの利用料金となっているので、段ボール1箱なら数百円とかなりお得な金額で預かってもらえます。
宅配型トランクルームのデメリット
- 大量の段ボールを預けると高額になる
- 取り出すのに配送料が発生する
- 衣類が手元に届くのに数日かかる
段ボール1箱あたりの利用料金は安いものの、何十箱も預けるとなると屋内型トランクルームよりも割高になります。さらに配送料が発生しますので、頻繁に取り出してしまうと、それだけでかなりの金額になってしまいます。
宅配便を使って取り出すことになるので、最短なら翌日に衣類を受け取れますが、サービスによっては受け取るまでに数日かかることもあります。このため、礼服のように突然必要になることのある衣類を預けるのには適していません。
宅配型トランクルームが向いている人
宅配型トランクルームは業者ごとにサービスの内容が違いますが、利用するのに適した人というのは共通しています。
- 衣類の出し入れをほとんどしない人
- すぐに取り出せなくても困らない人
- 預ける段ボールの数がそれほど多くない人
衣類を取り出すのにお金がかかりますので、宅配型トランクルームは預けた衣類は次のシーズンになるまで取り出さないといった使い方が適しています。シーズンごとの衣替えのタイミングで、衣類を取り出し、着なくなった季節衣類を段ボールに詰めて預けるという使い方が理想です。
段ボールに入った季節衣類を長期保管するときのコツ
どこに預けるにしても、段ボールに入った季節衣類を長期保管するという場合には、次の点に注意してください。
- クリーニングしてから預ける
- 段ボールに防虫剤を1つ入れておく
- 圧縮袋に入れて保管する
クリーニングしてから預ける
段ボールに入った季節衣類を長期保管してもらうときには、できるだけクリーニングに出してから預けるようにしましょう。クリーニングしておくだけで、保管中の変色を防げます。そこまで大事な衣類でなくても、丁寧に洗濯をして乾かしてから段ボールに詰めましょう。
サービスによってはクリーニングのオプションも用意されていますので、時間がないという人はそちらの利用がおすすめです。
段ボールに防虫剤を1つ入れておく
段ボールには防虫剤を1つ入れておきましょう。このとき、段ボールはできるだけ新品のものを利用してください。また、段ボールにぎゅうぎゅうに詰めるのではなく、防虫剤の成分が衣類全体に回るように、ある程度すき間を作るようにしてください。
圧縮袋に入れて保管する
型崩れしにくい衣類は圧縮袋に入れて保管しましょう。圧縮袋に入れておくことで虫食い対策や湿気対策にもなります。1つの段ボールに収納できる量も増やすことができます。ただし着物やドレス、スーツといった上質な衣類の保管には圧縮袋はNGです。それらの衣類は紙に包んで保管しましょう。
まとめ
どんどんと増えてくる衣類は思い切って断捨離するのが理想ですが、それでもお気に入りの服は簡単には捨てられませんし、まだ着ることができる服を捨てるのはもったいないですよね。どうしてもクローゼットに収まりきらなくなったら、屋内型トランクルームや宅配型トランクルームに預けてしましょう。
・他にも預けたい荷物がある
・頻繁に取り出す予定
・衣替えのタイミングで取り出せればいい
どちらを利用すればいいのか迷うときは、このようは基準で選びましょう。たくさんの衣類を少しでも安く保管したいなら、保管格安サービスの「モノオク」も選択肢に入れておきましょう。ホストとのコミュニケーションが必要になりますが、格安で衣類を預かってもらえます。
このように様々な保管方法がありますので、予算や用途を考えて、自分に最適な方法で大切な衣類を保管しましょう。