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家にピアノがある人にとって、引越しをするときにピアノをどう運ぶのかが悩みのタネですよね。引越業者のオプションだと割高ですし、実績のある提携業者が運んでくれるとも限りません。新居に運んでもらったら壊れていたなんてなるとショックですよね。
そうならないためにも信頼できるピアノ運送業者を自分で探して、丁寧に運んでもらうのが1番です。ただピアノ運送を行っている業者を選定するのは、手間も時間もかかります。そこで、ここでは実績があり安心してお任せできる、おすすめのピアノ運送業者をご紹介していきます。
引越し百科の運営会社である株式会社SMAの代表兼ウェブディレクター。自身の引越し経験5回を元に記事の制作やキーワードコンセプトを決めるなど、サイト全体のプロディース業務を務めている。SEO業界のセミナー講師も務める。
2015年9月からWebメディアを中心に執筆を行っています。引越し経験10回の体験談を基に、ユーザー目線で役立つ情報を提供します。これまで、不動産、金融、旅、スポーツなど多岐にわたるジャンルで記事を執筆してきた経験があり、実践的で分かりやすい内容に自信があります。
ピアノ運送の料金相場
ピアノ運送をできるだけ安くしたいと考えている人もいますが、ピアノのような楽器を確実に運ぼうとすると、どうしても手間がかかりますので、ある程度の費用がかかってしまいます。このため、あまりにも安すぎる業者は手抜きをしている可能性があります。
いくら安くてもピアノが壊れたり傷ついたりしたのでは意味がありませんよね。相場よりも費用を払う必要はありませんが、相場よりもかけ離れて安い業者の利用は避けましょう。どうしてもそのような業者を使いたいなら、安くなる理由を担当者に確認して、納得した上で利用しましょう。
移動距離 | グランドピアノ | アップライトピアノ | エレクトーン |
---|---|---|---|
〜10km | 31,417円 | 18,200円 | 13,000円 |
〜20km | 33,800円 | 20,150円 | 14,300円 |
〜30km | 39,260円 | 22,100円 | 17,333円 |
〜40km | 39,867円 | 23,400円 | 17,550円 |
50km〜79km | 49,400円 | 27,950円 | 22,100円 |
80〜99km | 61,100円 | 34,450円 | 27,300円 |
100〜120km | 67,340円 | 37,700円 | 31,525円 |
例えばA社はクレーンを使って搬出をするとしていたのを、B社は階段で運べると判断した場合にはB社のほうが見積金額は安くなります。これなら納得できますよね。ピアノを搬入するときに階段から搬入したのであれば、作業できないという心配もありません。
どのように搬出搬入するかはピアノ運送業者の腕の見せどころですので、金額だけでなく作業方法も確認して、適切な料金になっているかどうか確認しておきましょう。
ピアノ運送業者の選び方を把握してもらえたと思いますので、ここではそれらを踏まえた上で実績が高く、利用者の満足度も高いピアノ運送業者を8社ご紹介します。それぞれの特徴を理解して、自分に最適な業者を見つけましょう。
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ピアノ運送株式会社
調律 | |
クリーニング | |
エリア | 全国 |
ピアノ運送株式会社の創業は1910年(明治43年)で、100年以上もピアノを運び続けているピアノ運送業者です。全国に15ヶ所の拠点があるので、北海道から沖縄まで広い範囲でスムーズな運搬をしてもらえます。
その実績からヤマハから認定会社にも認められており、コンサートホールでの運搬なども手掛けているほど高い技術を備えています。もちろん調律にも対応しており、引越し後もピアノをベストコンディションに保ってもらえるのもピアノ運送株式会社の魅力です。
ピアノを最適な環境で保管してくれるサービスも行っていますので、引越しだけでなく家の建て替えやリフォームでも利用したいピアノ運送業者です。
社名 | ピアノ運送株式会社 |
代表者 | 代表取締役 花井 宏眞 |
創業 | 1910年 |
設立 | 1967年 |
本社 | 03-3459-0871 |
池田ピアノ
調律 | |
クリーニング | |
エリア | 全国 |
高額になりがちなピアノ運送をリーズナブルな価格で提供しているのが、ピアノ引越し・運搬・配送の専門業者である池田ピアノです。パワーゲートの付いた特殊車両を使って、スピーディに搬出搬入を行うことで、他社にはない低料金を実現しています。
運賃は同県内で16,000円~20,000円(税抜)で、全国に対応しています。専門業者ですのでスタッフは全員ピアノ運送のプロ。安心して任せることができるのも、池田ピアノをおすすめする理由のひとつです。
思いやりピアノ引越し便なら、調律やクリーニングもセットで行ってくれるので、新居でも最高の状態で演奏できます。こまめにスタッフブログをアップしていますので、親しみやすいのも池田ピアノの特徴です。安くても丁寧に運んでもらいたい人におすすめです。
社名 | 池田ピアノ運送株式会社 |
代表者 | 代表取締役 池田 輝男 |
創業 | 昭和46年6月 |
連絡先 | 0120-700088 |
日本ピアノ運輸株式会社
調律 | |
クリーニング | |
エリア | 全国 |
日本ピアノ運輸株式会社はこれまでの100万台のピアノを運送した実績のある、経験値の高いピアノ運送業者です。対応エリアは全国で北海道から沖縄まで幅広いエリアで、熟練の技術を持ったスタッフが丁寧にピアノを運んでくれます。
引越し後の調律はもちろんのこと、耐震・防振・防音対策などにも対応していますので、新居で近隣に迷惑をかけないか不安という人も、日本ピアノ運輸株式会社に依頼すれば、最適な対策を提案してもらえます。
運送保険に加入していますので、万が一の場合もしっかりと保証してもらえる点も安心です。買い取りも積極的に行っているので、引越しを機に売却を考えている人も、見積依頼だけでもしてみましょう。
社名 | 日本ピアノ運輸株式会社 |
創業 | 昭和46年6月 |
連絡先 | 043-231-6062 |
共立ラインサービス
調律 | |
クリーニング | |
エリア | 全国 |
共立ラインサービスは1969年創業で、関東最大級の規模を誇る楽器専門の運送会社です。50年以上の歴史があり、さらには社員研修にも力を入れているので、どこよりも高い品質で大切なピアノを運んでもらえます。
ピアノの運送には空調の付いた特殊車両を使っており、暑さや寒さを気にすることなく運搬できるのが共立ラインサービスの強みです。また、クレーン車が入れないような場所での搬出搬入を想定して、2tショートクレーン車や3tクレーン車も揃えています。
これまで様々な困難な環境での運送を経験しているため、他社で断られたようなケースでも、共立ラインサービスなら対応してもらえる可能性があります。
社名 | 共立ラインサービス株式会社 |
創業 | 1969年11月6日 |
代表者 | 代表取締役 南里 徹郎 |
連絡先 | 0120-030315 |
東京ピアノ
調律 | |
クリーニング | |
エリア | 全国 |
東京ピアノはピアノだけでなく、重量機器や精密機器の運送も行っているピアノ運送業者です。「東京」となっていますが、北海道から九州まで広範囲にネットワークがあり、全国どこへでもスピーディにピアノを運んでもらえます。
ピアノ運送では必ず作業下見をして、丁寧に作業工程や所要時間などの説明をしてくれるので、安心して任せることができます。ピアノの調律やクリーニングだけでなく、修理も行っていますので、引越しに合わせて修理をお願いすることも可能。
実際に利用した人たちの評判もよく、スタッフがテキパキと運んでくれる点などが評価されています。ピアノを知り尽くしているスタッフが対応しており、設置場所のアドバイスを受けられるなど、ただ運ぶだけでなくプラスアルファのサービスを受けることができます。
社名 | 東京ピアノ運送株式会社 |
創業 | 昭和24年 |
代表者 | 代表取締役 杉山毅 |
連絡先 | 03-5616-0333 |
ピアノ百貨
調律 | |
クリーニング | |
エリア | 関東・関西・中部・九州 |
ピアノ百貨は国内外の一流ブランドピアノを販売しているお店で、全国に広がったピアノの運送ネットワークを活かして、引越しサービスを展開しています。既存の運送ネットワークを活用してピアノを運んでいるため、アップライトピアノで調律も合わせて依頼すれば、8,640円から運送できます。
毎週運送トラック便を出しているので、遠方への引越しであってもスピーディに運んでもらえるのがピアノ百貨の魅力です。ピアノの販売店ですので、ピアノに関する知識は運送専門業者よりも高く、調律の技術も優れています。
プロのピアノ屋さんが行っている運送で、なおかつ保険にも加入しているので何かあったときの対応もスムーズ。リーズナブルにハイクオリティな運送をお願いしたい人におすすめです。
社名 | 株式会社ピアノ百貨 |
創業 | 1972年1月 |
代表者 | 代表取締役 石川 昌弘 |
康平運送株式会社
調律 | |
クリーニング | |
エリア | 全国 |
康平運送株式会社は1958年創業の老舗運送業者で、東京や神奈川を中心にピアノとエレクトーンを専門的に運送しています。新品のピアノを納品する業者としての実績もあり、音楽院の引越しや展示会への搬入なども手掛けています。
5トンのトラッククレーンも保有していますので、狭い場所や家の屋根を越えての搬出搬入などにもリーズナブルな価格で対応できます。調律、クリーニング、保管といった一般的なサービスに加え、防音室の組み立てや設置などにも対応しています。
利用できるエリアが限られていますが、東京や神奈川からピアノを運送したい場合の選択肢としておすすめの業者です。
社名 | 康平運送株式会社 |
創業 | 昭和33年 |
代表者 | 代表取締役 富田覚 |
連絡先 | 0120-38-3132 |
引越屋やなぎ
調律 | |
クリーニング | |
エリア | 全国 |
引越屋やなぎは10年以上の引越しキャリアを活かして日本全国どこでも運んでくれます。アップライトピアノ、グランドピアノ、デジタルピアノから保管、クリーニング、調律も可能です。また、チェンバロ、バリトンサックス、チューバ、コントラバス、ドラムセットなど幅広く対応可能なので、ピアノと一緒に他の楽器も一緒にお願いすることが出来ます。
社名 | 引越屋やなぎ |
創業 | 昭和33年 |
代表者 | 代表取締役 柳澤 直樹 |
連絡先 | 080-4362-8818 |
ピアノ運送業者の選び方
ピアノ運送業者をご紹介する前に、まずは業者選びをするときのポイントについて解説しておきます。どのような点をチェックして業者を選べばピアノ運送で失敗しないのか、業者を選定する前にしっかりと頭に入れておきましょう。
- 打ち合わせをして見積もりを出してくれる
- 新居に設置後に調律してくれる
- 適切な料金である
それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
打ち合わせをして見積もりを出してくれる
ピアノ運送の業者によっては、打ち合わせを行わないで見積金額を提示してくる業者もいます。その金額で運べればいいのですが、下見なしの見積もりですと「実際に運んでみたら思ったよりも大変だった」と言って、見積金額の数倍の料金を請求してくることがあります。
そうならないためにも、打ち合わせと現地確認をしっかりとした上で見積りを提示してくれる業者を選びましょう。特にマンションなどの集合住宅の場合には、搬出搬入にクレーンなどが必要になることもあり、現地確認は必須です。
また、打ち合わせをするときに、わかりやすく説明してくれるという点も重視してください。業者の中には横柄な態度を取る人もいます。そういう人には安心して任せられませんよね。対応が丁寧で、親身になって提案してくれるピアノ運送業者を選びましょう。
新居に設置後に調律してくれる
ピアノは運送をしたり設置場所を替えたりしたら、調律をしなくてはいけません。ピアノ運送を依頼するときには、有料オプションでも構わないので、必ず調律まで面倒を見てくれるピアノ運送業者を選びましょう。
どれだけ丁寧に運んでもらっても、ピアノはとても精密に作られているので、ちょっとした振動でコンディションが狂ってしまいますので調律は必須です。また、調律まで行ってもらうことで、運送による破損トラブルも早い段階でわかります。
ちなみに調律は新居に運び終えた直後ではなく、環境に馴染んでから行う必要があります。設置直後に行っても意味がないので、1週間から10日ほど経過してから行ってもらいましょう。
ピアノ運送業者に依頼するときの注意点
ピアノはとても繊細な楽器ですので、新居に運送してもらうときには、下記の3点について気をつけましょう。
- 搬送先の床の強度を確認しておく
- 保証について確認しておく
- 悪天候を想定して打ち合わせをする
それぞれの注意すべきポイントを見ていきましょう。
搬送先の床の強度を確認しておく
ピアノはとても重たい楽器で、アップライトピアノでも200〜250kgあります。このため、設置場所の床はある程度の強度が求められます。床が抜けるというようなことはありませんが、古い物件の場合には補強が必要になることもあります。
心配であればハウスメーカーや不動産業者の担当者に確認しておきましょう。賃貸物件の場合にはそもそもピアノが禁止になっているケースもあります。せっかく運び込んだのにただのインテリアになってしまってはもったいないので、ピアノが禁止でないかも念のため確認しておいてください。
保証について確認しておく
どれだけ腕のいい運送業者でも、事故などのトラブルをゼロにすることはできません。何かあってから揉めないように、打ち合わせの段階で保証内容について確認しておきましょう。どのような条件で保証を受けられるのか説明を受けて、納得した上で契約を結んでください。
また、傷などはどの段階で付いたのかわからないので、責任を明確にするために、梱包前にピアノの写真を撮っておいてください。設置したら音がきちんと鳴るかも確認しておきましょう。ただし調律前ですので、多少音がおかしくなることはあることは頭に入れておきましょう。
悪天候を想定して打ち合わせをする
ピアノはかなり繊細な楽器ですので、雨の日に運送して濡れてしまうのはNGです。雨に濡れないように運んでもらうか、別の日に日程を変更する必要があります。雨の強さによっても判断が分かれますが、打ち合わせでは雨が降ったときの対応についても確認しておきましょう。
運送業者によっては、専用の雨除けカバーも用意していますので、梅雨時期や台風の時期に引っ越しを考えている人は、そのような雨対策がしっかりしている業者を選びましょう。
ピアノ輸送一括見積もりサービス
ピアノはとても運送が難しい楽器のひとつで、引越しをするときには専門知識を持った経験豊富な業者に運んでもらう必要があります。引越業者のオプションでも提携している専門業者が運んでくれますが、提携業者の実績などが分かりませんので、運び終えるまで安心できません。
確実に運んでもらいたいなら、実績がある老舗運送業者やピアノを専門的に取り扱っている業者に自分で依頼するのがおすすめです。ここでご紹介した7社は、実績も知識も十分な業者ばかりですので、どこに依頼していいか分からないときの依頼先として参考にしてください。
ただし運賃や保証はそれぞれに違いますので、いきなり1社に絞らずに2〜3社に見積依頼をしてみましょう。そのときの対応をチェックして「ここなら任せられる」と感じた業者に依頼しましょう。間違っても運賃の安さだけで選ばないようにしてください。