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引っ越しをする時に気をつけたいのが家電の引っ越しです。家電の運搬そのものは引っ越し業者が行ってくれますので、気にすることはありませんが、ほとんどの場合

「前日のうちに電気を落としておいてくださいね」
「洗濯機の水抜きをしてください」
と依頼されるはずです。
それではいったいどのタイミングで、それをすればいいのでしょう。引っ越し前日の冷蔵庫や洗濯機でしておくべき作業についてや、事前に確認するべき注意点をここで紹介します。
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引越し百科の運営会社である株式会社SMAの代表兼ウェブディレクター。自身の引越し経験5回を元に記事の制作やキーワードコンセプトを決めるなど、サイト全体のプロディース業務を務めている。SEO業界のセミナー講師も務める。

2015年9月からWebメディアを中心に執筆を行っています。引越し経験10回の体験談を基に、ユーザー目線で役立つ情報を提供します。これまで、不動産、金融、旅、スポーツなど多岐にわたるジャンルで記事を執筆してきた経験があり、実践的で分かりやすい内容に自信があります。
引っ越し前日!冷蔵庫の電源を切るまでにしておくこと

冷蔵庫の電源そのものはいつ落としても大丈夫です。冷蔵庫の引っ越しで事前準備として行う作業は2つあります。
- 霜取り
- 水抜き
冷蔵庫の電源を切った後は食材を冷やすことができませんので、引っ越し1週間前くらいから以下のように計画的に冷蔵庫の中身を減らすようにしておきましょう。
まずは冷蔵庫・冷凍庫内すべての食材を確認します。食材の買い出しは最小限にし、冷蔵庫内の食材である程度の献立を考えます。よく冷蔵庫に余りがちなソースなどの調味料も使いきるようにします。
食材の買い出しは控えるようにします。冷凍庫の食材も献立に使用し使い切るようにします。もし野菜や生肉がある場合は、なるべく火を通し常温の涼しい場所に置いておけるようにするか、事前にクーラーボックスを購入しておきます。
霜取りと水抜きと行います。冷蔵庫内の食材類はすべて取り除き、クーラーボックスなどに一旦入れておきます。氷ケースなどの取外し可能の部品も運搬中に外れると危険なので念の為取外して置きます。
冷蔵庫の電源は引っ越し16時間前までに落とそう
霜取り
いよいよ霜取りを行います。霜取りとは冷蔵庫の電源を切ることで冷却機能を停止し、冷凍庫内にできた霜を水にすることをいいます。
冷凍庫内でこの霜がすべて水に変わるのに、冬の場合15時間近くかかると言われていますので、引っ越し開始時間の16時間前には電源を落としてください。

古いタイプの冷蔵庫や小型の冷蔵庫で自動霜取り機能がない場合などは霜取り作業が必ず必要です。方法は、電源を切ったあとドアを開けっ放しにして、霜が水になったときに吸えるようにタオルなどを庫内に敷いておきます。

最近の自動霜取り機能がある場合は霜はほとんど付きませんが、氷ケース内の見えない部分など微量に霜がついている場合もあるのでこちらも念の為庫内にタオルを敷いておくと安心です。
次に「水抜き」ですが、溶けた霜が水となり受け皿にたまりますので、それを捨てれば水抜きは完了です。受け皿の場所は冷蔵庫の機種によって異りますので、説明書で確認しましょう。

また製氷皿の氷の処理や、自動製氷機能がある場合は給水タンクの水も捨てておくのを忘れないようにしておきます。
冷蔵庫の電源を切り忘れてしまった場合
洗濯機の場合、水抜きをする時間は比較的短いので当日でも問題ありませんが、冷蔵庫の場合はそうはいきません。
水抜きを忘れて当日引っ越し日を迎えてしまった場合、引っ越し業者は水抜きされてない冷蔵庫だと新居を濡らしてしまったりとトラブルに繋がりかねないので、運べないと断られることもあります。
この場合は、引っ越し業者に電話で正直に忘れたことを話し、冷蔵庫だけ時間をずらして回収に伺ってもらえるか、別の日に延期してもらうなどの相談をしましょう。
洗濯機の水抜き

洗濯機の水抜きは前日中ならいつでもOK
洗濯機の水抜きは1時間もあればできますので引っ越し当日でも大丈夫です。しかし引っ越し当日はなにかとドタバタしてしまいますので、できれば前日の洗濯が終わった時点で水抜きもしておきましょう。
洗濯機の水抜き方法
洗濯機の水抜きの方法は次の通りです。



これで洗濯機の水抜きは完了です。あとは洗濯機を横にしない限りは水が溢れることはありません。簡単ですので前日のうちに自分で行っておきましょう。
新居で困らないようにするための注意点

冷蔵庫と洗濯機の事前準備について紹介しましたが、冷蔵庫と洗濯機の引っ越しのときには以下のことに注意しましょう。
- 搬入口や設置場所の寸法
- 付属品、取扱説明書有無の確認
- 洗濯機設置後の傾き水平の確認
設置場所の寸法確認
運搬や設置は業者がやってくれますが、設置場所が合わないとなると、当日になってからでは業者もお手上げ状態になってしまいます。
引っ越し後の新居で、冷蔵庫や洗濯機がスムーズに設置できるか、設置場所の寸法や搬入口が通れるのかなど事前に確認しておきましょう。
また、冷蔵庫や洗濯機を引っ越し業者がスムーズに設置できるように、取扱説明書などがあれば準備しておくようにし、付属品なども揃えておくようにしておきましょう。
冷蔵庫は、庫内を冷やすために外へ放熱するので、放熱スペースを必ず空けるようにしてください。放熱が出来ないと、庫内がうまく冷えず電気代も上がってしまう可能性があります。

洗濯機は縦型タイプとドラム式ではサイズが異なり、ドラム式の洗濯機の場合幅が大きくなりますので注意が必要です。
蛇口の形状によって水栓つぎてが違ったり、排水口の位置や防水版パンの形状によって設置方法が異なります。据え付け場所にも基準がありますので取扱説明書などで確認が必要です。

自身で冷蔵庫・洗濯機を運搬する場合
正直、冷蔵庫や洗濯機を自力で運んで設置することはあまりおすすめできません。
まず冷蔵庫はなるべく傾けないように運ばなくてはいけません。理由はコンプレッサー内のオイルが振動などで装置などに漏れ故障の原因となることがあるためです。
洗濯機を新居に設置する場合も、しっかりと水平にしないと使用できないため、素人だとなかなか難しい部分もあります。時間を有効に使うためにも冷蔵庫や洗濯機は引っ越し業者にお願いするようにしましょう。
冷蔵庫、洗濯機だけを引っ越し業者に依頼する方法については以下が参考になります。
設置後の電源を入れるタイミング
冷蔵庫

冷蔵庫を横向きで運んだ場合、コンプレッサー内で使われている潤滑油のオイルが冷却部に入り故障する可能性があり、以前までは何時間後かに電源をいれるのが当たり前でした。
最近では、直立で運搬した場合は、ほとんどのメーカーの冷蔵庫とも7分〜10分程度で電源を入れても問題ないとされています。しかし、メーカーや製品によって時間が異なることもあるのでこちらも取扱説明書を確認しましょう。
もし直立で運んだと思っていても心配の場合は30分ほど立ってから電源をいれ、横向きで運んだ場合は5〜6時間待ってから電源をいれましょう。
洗濯機

設置後すぐに電源を入れて問題ありません。新居で洗濯機設置後は先程もお伝えしたとおり、傾きや水平になっていないと使用できないので必ず引っ越し業者の方とその場で試運転をしてもらい、電源を入れて異音がしないか水漏れがしないか確認するようにします。
家電の引っ越しは慎重に
冷蔵庫や洗濯機は生活に欠かせないものです。引っ越しのときにトラブルが起きると新生活で支障が出てしまいますので、水抜きなどの事前準備をしっかりしておきましょう。
もし取扱説明書などがなくなっている場合は、インターネットでも閲覧も可能ですし、取扱説明書や付属品は家電量販店にて販売または部品として注文できることもあるの問い合わせてみてください。
また、運搬の際に故障してしまう可能性もゼロではありませんので、引っ越し後なるべく早く動作確認をしましょう。
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