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単身者が転勤などで引っ越しするときに気になるのが、いつ引っ越し準備を始めれば間に合うのかということですよね。平日は仕事が忙しくて準備がほとんどできそうになく、週末の準備だけで間に合うのか不安を抱えている人もいるかと思います。
そこでここでは、一人暮らしの引っ越し準備に何日かかるのかについて詳しく解説していきます。急に転勤が決まって、今すぐにでも引っ越ししなくてはいけないときに、最短で引っ越しする方法もあわせてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
引越し百科の運営会社である株式会社SMAの代表兼ウェブディレクター。自身の引越し経験5回を元に記事の制作やキーワードコンセプトを決めるなど、サイト全体のプロディース業務を務めている。SEO業界のセミナー講師も務める。
2015年9月からWebメディアを中心に執筆を行っています。引越し経験10回の体験談を基に、ユーザー目線で役立つ情報を提供します。これまで、不動産、金融、旅、スポーツなど多岐にわたるジャンルで記事を執筆してきた経験があり、実践的で分かりやすい内容に自信があります。
一人暮らしの引っ越し準備は1ヶ月あればOK
まずは一人暮らしの引っ越し準備に、どれくらいの時間がかかるのかについて解説していきます。新居に運ぶ家財の量にもよりますが、一般的に一人暮らしの引っ越し準備にかかる時間は2週間程度とされています。ただし、このケースでは下記作業が考慮されていません。
- 賃貸物件の契約
- 不用品の処分
- 引越し業者の手配
- 解約や転送手続き
引っ越しではこのような作業も発生するため、多くケースで退去日の1ヶ月前から準備を始めることになります。賃貸物件の契約は1ヶ月前なのはわかるけど、他の作業は1〜2週間前でも大丈夫なのでは?と思うかもしれません。
ところが大型ごみの収集日が月に1回しかない地域ですと、1ヶ月前から不用品の処分を準備する必要があります。新居のインターネット回線も、引っ越ししてすぐに使えるようにしたいなら、1ヶ月前に予約しておく必要があります。
また、荷造りは1週間前からスタートすればOKですが、思わぬトラブルにより作業時間が足りなくなる可能性があります。たとえば急に1週間の出張が決まり、自宅を空けてしまったことで引越作業がストップしてしまい、引っ越し当日になっても荷造りが完了していないなんてことは、誰にでも起こりうることです。
そのようなことにならないように、梱包作業は引っ越しの2週間前から始めるのがおすすめ。2週間あればスケジュールに余裕を持たせることができ、前日にはすべての作業を終わらせて、後は引越業者に運んでもらうだけの状態にできます。
ただし、3月などの繁忙期に引っ越しをする場合には、2週間前では引越業者が見つからないことも考えられます。
繁忙期に引っ越しするのであれば、引越業者の選定だけは不用品処分や荷造り作業よりも先に済ませておきましょう。
一人暮らしの引っ越しスケジュール例
一人暮らしのスタンダードな引っ越しスケジュールを下表にまとめました。やるべきことがたくさんありますが、焦ることなくひとつずつ着実に終わらせていきましょう。
- 新居の契約
- 退去の連絡
- 新居のインターネット開設予約
- 不用品の処分
- 引越業者の選定
- 梱包作業開始
- 役所での転出の手続き
- ライフラインの停止手続き
- 郵便局の転送サービス申し込み
- 梱包作業完了
- 自分で運ぶ荷物をまとめておく
- 冷蔵庫や洗濯機の水抜き
- 荷物の搬出搬入
- 旧住居の清掃後、引き渡し
- 新居でのライフライン開通手続き
- 役所での転入手続き
- 運転免許証の住所変更
- 銀行やクレジットカード、インターネットサービスの住所変更
一人暮らしの引っ越しで梱包にかかる日数
家財の梱包は2週間あればOKとお伝えしましたが、もう少し具体的に何日かかるのか知りたいという人もいますよね。ここではそんな人のために、単身で引っ越しする人が、家財の梱包にどれくらい時間をかけているのかをご紹介します。
引越し侍が調査した結果によると、単身引越しで荷造りにかかった日数は、平均で4.9日という結果になっています。男女別で見てみると、男性は4.2日、女性は5.3日と女性の方が梱包作業に時間がかかっていることがわかります。
4〜6日もかかるとなると、仕事が忙しいという人は、2週間前から梱包作業を開始しても間に合わないような気がしますよね。実際に引っ越し当日になっても、梱包作業が終わっていなくて、引越業者が帰ってしまうといったトラブルも発生しています。
そのような人のために、荷造りを効率よくするためのコツを別記事でご紹介していますので、手間をかけずに梱包したいという人は下記リンク先記事もチェックしておいてください。
また、引っ越し当日になっても梱包作業が終わらないという人に役立つ別記事も用意しています。どう考えても引っ越し当日までに、荷造りが間に合位相にないという場合には、下記記事を参考にしてください。
最短での引っ越しは何日かかる?
ここまでの説明で、一人暮らしの引っ越しは1ヶ月前に準備を開始すべきだということを理解してもらえたかと思いますが、急に転勤が決まって、すぐにでも引っ越ししなくてはいけなくなったという人もいますよね。
そのような人のために、ここでは最短何日で引っ越しできるのかについてご紹介していきます。
入居先が決まるまで最短3日
今日にでも引っ越ししたいと思っても、新居が決まらないことには引っ越しできません。まずは新居を決めましょう。賃貸契約には審査があるため、どれだけ早くても3日、場合によっては1週間以上かかることを頭に入れておきましょう。
審査結果が出るまでは引越業者を決めることができませんので、この期間に荷造りを始めましょう。引越業者が決まっていないため、ダンボールは自分で用意してください。
引越業者は即日対応できることも
入居先が決まったら次は引越業者の選定ですが、一人暮らしの引っ越しであれば、即日引っ越しに対応してくれる業者がいくつもあります。ただし、誰もが名前を知っているような大手引越業者は即日対応してくれません。
対応可能なのは赤帽のような軽貨物車を使って引っ越ししている、地域密着型の小さな引越業者になります。それも最近は物流業界で人手が足りなくなっているため、即日対応を掲げている引越業者でも断られてしまう可能性があります。
数件電話してみて、どこも対応できないようであれば、引越し一括見積もりサイトを利用して業者を選定しましょう。
当日の引っ越しはできませんが、翌日対応できる引越業者を探すことは可能です。対応可能な業者のみ連絡をくれるので、対応の可否を確認する必要もなく、翌日引っ越しでも、スムーズに業者が決まります。
旧居の契約終了は1ヶ月後
新居がまだ決まっていない場合には、最短3日で引っ越しできますが、残念ながら旧居の解約は解約通知をしてから1ヶ月後となります。解約するまで二重家賃を払うことになりますが、それを逆手に取って、格安に引っ越しするという方法があります。
急いで荷物を新居に運ぶのではなく、まずは生活に最低限必要なものだけを持って、新居に移動しましょう。
あとは数週間かけて荷造りをして、引越料金が安くなる平日などを狙って引っ越しするわけです。そうすることで引越料金が半額近くまで下がることもあります。
転勤が急に決まったときなどは、冷静な判断ができず、高いお金を払って即日引っ越しを依頼してしまいがちですが、旧居の契約は1ヶ月後まであるわけです。その1ヶ月を有効に使って、最短での引っ越しを目指しましょう。
引っ越しは1ヶ月前から動き出す
最短で3日あれば引っ越しできるとはいえ、3日で引っ越しできるのはかなり幸運が重ならないと難しいのが現実です。すでにお伝えしましたように、急ぎの引っ越しであっても、旧居の契約は1ヶ月残るわけで、慌てて引っ越しするのは賢明ではありません。
長距離引っ越しで簡単には戻ってこられないというのでなければ、じっくり時間をかけて業者選定してください。もちろん、その場合にもおすすめなのが引越し一括見積もりサイトです。時間があるなら1社ずつ問い合わせてもいいのでは?と思うかもしれませんが、その方法だと引越料金が高くなります。
引越業者というのはどの業者であっても、1円でも高い料金で引っ越しをしたいので、最初は必ず相場よりも高い金額を提示してきます。このため、安く引っ越しをしたいなら、相見積もりをするなどして価格交渉をする必要があります。
ところが引越し一括見積もりサイトなら、最初から相見積もりの状態になっているので、どの引っ越し業者も価格交渉をしなくても、相場以下の安い料金を提示してくれます。
ただ、それができるのも、時間に余裕があるからです。
ゆとりがないと冷静な判断ができず、引っ越し業者の提示した金額のまま引っ越ししてしまうので、少しでも安く引っ越しをしたいなら、1ヶ月前には動き出すように心掛けてください。
まとめ
一人暮らしの引っ越しなら、時間もかからず数日で終わるという印象を持っている人もいるかもしれませんが、一般的には荷造りだけでも4〜6日かかり、賃貸物件の契約から計算すると、約1ヶ月もかかってしまいます。
もちろんそれは標準的な引っ越しの場合で、急ぎの場合には最短3日で引っ越しできます。ただし、即日対応してくれる引越業者を見つけなくてはいけないので、かなり手間がかかります。どうしても最短で引っ越ししなくてはいけないというのでなければ、引越し一括見積もりサイトを使って翌日対応できる業者を探しましょう。
また、旧居の賃貸物件の契約終了は解約を通知してから1ヶ月後となるので、そもそも慌てて引っ越しする必要はありません。まずは最低限の荷物を持って新居での生活をスタートさせ、引越料金が安い日を狙って引っ越しするという方法も選択肢に入れておきましょう。