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結婚して新居で生活を始めたり、出産に合わせて広い家に引越したりするとき、気になるのはやはり引越し料金の相場ですよね。引越しは敷金や礼金などで、家賃の6倍の初期費用がかかると言われていますので、出費は少しでも抑えたいところです。
引越しの予算を組むにしても、まずはどれくらいの費用がかかるのか相場を知っておく必要があります。そこでここでは、2人暮らしの引越し料金相場をご紹介しつつ、その出費を少しでも抑えるためのポイントをご紹介していきます。
これから引越しを検討するという人は、ぜひ参考にしてください。
引越し百科の運営会社である株式会社SMAの代表兼ウェブディレクター。自身の引越し経験5回を元に記事の制作やキーワードコンセプトを決めるなど、サイト全体のプロディース業務を務めている。SEO業界のセミナー講師も務める。
2015年9月からWebメディアを中心に執筆を行っています。引越し経験10回の体験談を基に、ユーザー目線で役立つ情報を提供します。これまで、不動産、金融、旅、スポーツなど多岐にわたるジャンルで記事を執筆してきた経験があり、実践的で分かりやすい内容に自信があります。
2人暮らしの引越し料金相場
クラウドワークスにて390人にアンケート調査しました。
費用 | 人数 | 割合 |
---|---|---|
6万〜10万円 | 146 | 37% |
10万〜15万円 | 100 | 26% |
15万〜20万円 | 60 | 15% |
20万〜25万円 | 27 | 7% |
25万円〜30万円 | 19 | 5% |
30万円以上 | 38 | 10% |
平均金額は126,436円でした。
最も多かった引越し費用は「6万〜10万円」でした。
これくらいの金額なら2人で合わせれば貯金があまりなくても、引越しできそうですよね。ただし、30万円以上の割合が10%とありますし、15万〜20万円という人も少なくありません。
引越し料金というのは3〜4月の繁忙期と、それ以外の通常期で料金相場が大きく変わりますので、それぞれの相場をご紹介していきます。
通常期(5月〜2月)の引越し料金相場
2人 | 料金 |
---|---|
同一市内 15km | 6.0万〜6.5万円 |
同一県内 50km | 7.0万〜7.1万円 |
同一地方 200km | 8.8万〜10.0万円 |
遠距離 500km以上 | 15.8万〜18.0万円 |
引越し料金は荷物の多さと移動距離、そして引越しのタイミングによって決まります。荷物の多さは人によって変わりますので、ここでは平均的な荷物の量だと仮定して、移動距離ごとの料金相場をご紹介します。
通常期の同一市内の引越しであれば、6万円台が相場です。同一県内の移動であれば7万円台とそれほど高くはありません。もちろん引越し条件はひとつとして同じものはありませんので、あくまでも目安ですが、50km程度の引越しなら8万円の予算を考えておけばまず間違いありません。
さすがに大阪から東京のような長距離引越しですと15万円以上しますが、思っていたよりもやすいのではないでしょうか。ただし、これは通常期の相場で、3〜4月の繁忙期になると驚くような金額になることもあります。
繁忙期(3月〜4月)の引越し料金相場
2人 | 料金 |
---|---|
同一市内 15km | 7.8万〜8.5万円 |
同一県内 50km | 8.9万〜10.0万円 |
同一地方 200km | 11.6万〜15.0万円 |
遠距離 500km以上 | 21.2万〜30.0万円 |
会社の人事異動によって人が動くのが3〜4月です。このタイミングで引越しをする人も多く、通常期と比べると1.2〜1.5倍ほど料金相場が上がります。それでも同一県内で10万円以下が相場ですので、想定内かと思います。
ところが500km以上の遠距離になると20万〜30万円が相場になり、引越しするのを躊躇してしまうような金額を提示されます。それでも希望するタイミングで引越しできるだけいいほうで、最近は引越し業者が対応しきれずに、すべての業者に断られて引越し難民になるケースもあります。
2人暮らしくらいの荷物なら自分たちで運べると思って、レンタカーでトラックを借りようとしても、そちらも埋まっていることもあります。
早く予約!どうしても繁忙期に引越しをしなくてはいけないのであれば、早めに業者選定をしてトラックと人員を確保しておきましょう。
2人暮らしの引越し料金を安くする3つのポイント
通常期であれば、2人暮らしの引越し料金相場はそれほど高くないのですが、実は何も考えずに見積依頼をすると、上記の金額よりもかなり高値を提示されることがあります。繁忙期ですと相場の倍以上の金額になることも珍しくありません。
そこで、少しでも引越し料金相場を下げるための3つのポイントをご紹介します。
- 荷物を可能な限り減らす
- 一括見積りサービスを利用する
- 平日の午後に引っ越しする
これだけでは、具体的にどうすればいいのかわからないかと思いますので、それぞれのポイントについて詳しく説明してきます。
荷物を可能な限り減らす
引越し料金は「移動距離・引越し時期・荷物の量」で決まります。移動距離や引越しのタイミングは変えられませんが、荷物の量はある程度自分たちの努力で減らせます。引越しの見積りをしてもらうまえに、まずは徹底した断捨離を行ってください。
- 1年以上使っていないモノ
- 10年近く使っている家電
これらは思い切って捨ててしましょう。もちろん思い出のアイテムまで捨てる必要はありませんが、いつか使うだろう、いつか着るだろうと思って取っておいたモノや衣服で、1年以上使っていないなら捨ててしまっても問題ありません。
10年近く使っている家電も、引越しのタイミングで買い替えましょう。家電の多くは10年前後で寿命を迎えます。引越しの移動で壊れてしまうこともありますし、新居に持って行ってすぐに壊れてしまうこともあります。古い家電は電力も消費しやすいので、引越しのタイミングで手放して、新居で新しい家電を購入しましょう。
徹底して荷物を減らすことができれば、格安の単身プランや軽トラックを使った格安業者も選択肢に入ります。同一市内であれば5万円以下に抑えられるケースもありますので、予算が限られている人はできる限り荷物を減らしましょう。
一括見積りサービスを利用する
引越し経験の少ない人は、いきなり大手引越し業者の公式サイトから見積依頼をしてしまいますが、この方法ですと相場よりも高値を提示されます。
引越し業界では慣例として、値引き交渉を行うのが一般的だということもあり、業者は値引き交渉される前提で最初は高値を提示してきます。
繁忙期になると相場の3倍くらいの見積金額になることもあり、そこから値引き交渉をしなくてはいけません。交渉をすればそれなりに安くはなるものの、交渉を得意とする人でもない限り、相場よりは高値で契約することになります。
それを回避するために、一括見積りサービスを利用しましょう。引越し一括見積もりサイトは1回の申し込みで複数の業者に見積り依頼できるサービスで、相見積もりの状態にできるというメリットがあります。競争相手がいないときに高値を提示する業者も、ライバルがいるとなるとそれができなくなります。
むしろ他の業者と同等の金額にしないと、比較検討の土俵にも上がれません。このためどの業者も自社で対応できる最安値を提示してくれます。何もしなくても相場以下の料金になるので、値引き交渉をする必要もありません。
インターネット上での口コミでは、「業者からの電話が鳴り止まない」といったネガティブなものがありますが、見積依頼を3〜5社に絞ればそこまで応対も大変ではありません。引越し料金を下げるために最も有効な手段ですので、ぜひ一括見積りサービスを活用してください。
引っ越し一括見積もりサイトについて詳しく知りたいという方は次の記事をチェック
平日の午後に引っ越しする
引越しは需要と供給によって料金が決まります。繁忙期に料金がアップするのは引越しをしたい人が大勢いるためです。反対に引越しをしたい人が少ないタイミングはトラックと配達員が余ってしまいますので、どの業者も安値を提示してきます。
安く引越しする。この安値になりやすいタイミングというのが「平日の午後」です。
ほとんどの人が仕事を休まずに、土日などの休日に引越しをしようとするので、土日は需要が増えて高値になります。値引き交渉をしようにも、高値でも引越しをしたい人がいるので業者は強気の料金を提示します。
反対に平日、それも午後になると引越しを希望する人が少ないため、相場よりもはるかに安い金額で荷物を運んでもらえます。引越しをする日程と時間をすべて業者に任せるフリープランを選べば、さらなる値引きが期待できます。
引越しをする日が限定されていないなら、最安値になるように業者にお任せするというのもおすすめです。さすがに引越し日が決まらないと不安というのであれば、時間帯だけでも業者に任せるか午後の引越しでお願いしましょう。
別々の家から引越しをするときのコツ
それぞれが1人暮らしをしていて、これから2人暮らしを始めるというケースでは、別々に業者に依頼するのではなく、立ち寄りプランを利用することで引越し料金を抑えられます。すべての業者が専用プランを用意しているわけではありませんが、引越し距離が短ければ対応してもらえることもあります。
2ヶ所からピックアップして1ヶ所に引越しをする、下記のポイントについて注意してください。
- 電話で対応可能か問い合わせる
- できるだけ訪問見積りをしてもらう
公式サイトに立ち寄りプランを用意している業者もあれば、個別に提案してくれる業者もありますので、まずは直接電話で問い合わせしてみましょう。対応可能としている業者でも、引越し距離によってはNGとすることもありますので、いずれにしても事前確認が必要になります。
また、このケースでは訪問見積りが必須です。明らかに荷物の量が少ない場合は問題ありませんが、荷物が多い場合には2ヶ所目でトラックに積み切れないことがあります。それでは立ち寄りプランを利用する意味がありません。
必ず荷物の量を確認してもらい、問題なく1台のトラックで運べると判断できた場合にのみ利用しましょう。
必ず荷物の量を確認してもらい、問題なく1台のトラックで運べると判断できた場合にのみ利用しましょう。ちなみに引越し一括見積もりサイトによっては、立ち寄りが作業内容で選べるケースもあります。
この場合には、引越し業者に確認をする必要もありませんので、手間をかけたくないという人は、立ち寄りプランを選択できる引越し一括見積もりサイトを選びましょう。
まとめ
2人暮らしの引越し料金相場はそれほど高くはありませんが、公式サイトで直接申し込みをすると、相場の倍以上の金額を提示されることもあります。そこで値引き交渉をするにしても、相場を知らなければ、結果的に相場以上の金額になることが多々あります。
少しでも費用を抑えたいのであれば、まずは断捨離をして荷物を減らし、そのうえで一括見積りサービスを利用して相見積もりの状態にしましょう。さらに平日の午後といった人気のない時間帯を選ぶか、スケジュールをすべて業者に任せるフリープランを利用しましょう。
ちょっとした手間をかけることで、引越し料金は大きく変わります。引越しは何かとお金がかかりますので、少しでもゆとりのある新生活を始めるために、相場以下での引越しを目指しましょう。