同棲カップルの引越し!一人暮らし同士の引越しタイミング・やることを解説

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「結婚前に相手のことをもっと知っておきたい」「大好きな人と少しでも長く一緒にいたい」「お金の節約になる」。同棲を始める理由はカップルによって違いますが、どのカップルも同棲をし始めてから問題になるのが、荷物が多すぎる問題です。

それぞれが部屋を借りていた暮らしが、1つになるわけですから当然荷物が溢れてしまいます。さらにたくさんの荷物があると、引越しも面倒で費用も高額になります。そこで、ここでは荷物が多すぎる問題を解決するためのポイントを、詳しく解説していきます。

同棲を始める前に知るべき3つのこと

荷物が多すぎる問題を解決する前に、同棲を始める前にしっておくべきこと、やっておくべきことについてお話します。同棲に向けて気持ちが盛り上がっているところに、水を差すことになるかもしれませんが、同棲で失敗しないために重要なポイントですのでしっかり頭に入れておきましょう。

お互いの親に同棲することを伝えておく

まず大事なのは、同棲することを親に伝えておきましょう。未成年でなければ許可を取る必要はありません。もちろん許可をもらえるのが1番ですが、婚約でもしていないかぎり、親が反対するケースもあります。ですので、許可をもらうというスタンスだと話がこじれてしまいます。

  • 結婚前提であること
  • なぜ同棲するのか
  • 恋人に関しての情報

この3点を丁寧に伝えて「同棲することにした」と報告しましょう。できれば恋人と一緒にそれぞれの家に挨拶に行くのが理想です。

編集部
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親にとって大事なのは結婚前提であることですので、今すぐに結婚しない理由と、いずれ結婚するつもりであることは必ず伝えておいてください。

同棲していることは、親と疎遠な人でもない限り、いずれバレてしまいます。そのときになって叱られるよりは、一緒に暮らし始める前にきちんと伝えておきましょう。

同棲が可能な物件かどうか確認する

同棲をする場合、どちらかが暮らしている部屋にもう1人が引越しするか、もしくは新しく部屋を借りることになります。いずれにしても大事なのは、その物件が同棲に対応しているかどうかということです。同棲というのはルームシェアと同じことなので、ルームシェアNGの部屋では同棲はできません。

バレなければ大丈夫と思って同棲を始める人がほとんどですが、大家さんが近くで暮らしていたりすると、いずれバレてしまいます。この場合、強制退去になる可能性もあります。そうなると面倒なことになるので、

編集部
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必ずルームシェア可能かどうか確認しておきましょう。

ルームシェアできる物件というのは意外と多く、またルームシェア不可でも交渉次第では同棲を認めてもらえることもあります。いま暮らしている部屋で同棲を始めたいという人は、管理会社や大家さんに相談してみましょう。

生活環境は徐々に整えていく

新居で同棲を始めるときに、最初からあれこれと揃えようとする人もいますが、まずは自分たちが持っているものだけで環境を整えましょう。新生活は何かとお金がかかり、賃貸契約の初期費用だけでも家賃の5ヶ月分は必要ですし、引越し費用もかかります。

ダブルベッドや大きめの冷蔵庫やソファーなど、欲しい物がいろいろ出てくるかもしれませんが、それらは生活が落ち着いてからにしましょう。同棲を始めたばかりはお互い、目に見えないストレスがかかりやすく、そこにお金が足りない状態が重なると、些細なことでケンカをしてしまいます。

同棲生活においてお金はとても重要ですので、最初から生活環境を整えるために出費するのではなく、あるものだけで生活を始めるように心掛けましょう。

編集部
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実はこれが「荷物が多すぎる問題」を解決するためのポイントのひとつになりますので、しっかりと頭に入れておきましょう。

同棲での荷物が多すぎる問題を解決する方法

ようやく本題になりますが、同棲をするときに必ず問題になるのが、荷物が収納に入り切らないという問題です。これまではそれぞれが自分の空間で生活し、収納もすべて自分だけで使えていたかもしれませんが、同棲するとなると自分だけの空間がなくなり、収納スペースも共用になります。

編集部
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特にどちらかの家で同棲を始めるとした場合には、すでに収納スペースは埋まっているので、まず間違いなく荷物が収まりません。

そのような問題をどうやって解決すればいいのか、詳しく解説していきます。

ダブってしまう家電は手放す

2つの生活が1つになるのですから、ダブってしまう家電が出てくるはずです。それらは思い切って手放しましょう。テレビ、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、掃除機などなど、2つ持っていても意味がありません。壊れたときに使えると思うかもしれませんが、ただでさえ足りない収納スペースを予備の家電のために使うのは賢くありません。

まだ使える家電
  • メルカリやヤフオクで売る
  • 友人に譲る
10年使用家電
  • 廃品回収業者に回収してもらう
  • 粗大ごみとして捨てる

このように家電の状態によって、どう処分するかを決めましょう。まだまだ使える家電は売るなり譲るなりして有効活用してもらいましょう。もし10年近く使っているなら、いつ壊れてもおかしくありませんので、廃品回収や粗大ごみとして処分してください。

ただし、「エアコン、テレビ、冷蔵庫(冷凍庫)、洗濯機(衣類乾燥機)」は家電リサイクル法によってリサイクルが義務付けられています。

編集部
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自治体によって回収方法が違いますので、各市区町村のHPなどで捨て方をチェックして、指定された方法で処分しましょう。

同棲する前に荷物を徹底して減す

同棲するということは、単純に考えて荷物が2倍になるということです。ということは、すでに収納スペースがいっぱいだという場合には、お互いが荷物を半分にしなくてはいけません。とても大変な作業ですが、徹底して荷物を減らしましょう。

どちらか片方の家で同棲する場合、すでに暮らしている側は荷物を2/3くらいまでに減らし、引越しをする側は荷物を1/3くらいまで減らしましょう。引越しをする側の荷物が少なければ少ないほど、スムーズに同棲生活を始められます。

足りないものはすでにお伝えしましたように、徐々に揃えていけばOKです。そうすれば引越し代も抑えることができ、お金が足りないという問題も解決します。

引越しライター
引越しライター

持っていくかどうか悩むものや、また入手できるものは思い切って捨ててしまいましょう。

トランクルームを借りる

徹底して荷物を減らしても、それでも収納スペースに入り切らない場合には、トランクルームを借りましょう。サイズや管理状況によって金額は異なりますが、1ヶ月4,000〜10,000円くらいで借りられます。入り切らない荷物はトランクルームに預けてしまいましょう。

編集部
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トランクルームに預ける荷物はそれぞれの使わないものではなく、どちらか一方の使わないものをまとめて預けましょう。

そうすることで同棲解消後に、所有権でのトラブルになりにくいというメリットがあります。

同棲前から解消について考える必要なんてないと思うかもしれませんが、約40%が同棲後に分かれてしまうという現実があります。同棲解消については次章で詳しく説明しますが、トランクルームを借りるなら、どちらか一方の荷物だけを預けておきましょう。

荷物が収まらないなら新しく部屋を借りる

荷物があまりにも多すぎて捨てることもできないのであれば、新しく広い部屋を借りることも検討してください。十分な収納スペースのある部屋を借りてしまえば、荷物が多すぎる問題はすぐに解決します。もちろんダブった家電は手放して、荷物は可能な限り減らしましょう。

  • 2DKもしくは2LDK
  • 借りる人の月収1/3以内
  • 通勤時間は1時間以内(短ければ短いほうがいい)
  • ルームシェア可

同棲する場合には、この条件で借りられる物件を探しましょう。

編集部
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十分な収納スペースという意味では、間取りは2DKもしくは2LDK以上は必要です。ただし、借りる人の月収の1/3以内にしましょう。そうでないと審査落ちする可能性があります。

また、通勤時間があまり長くならないことも重要です。通勤時間が長いとストレスになり、同棲生活にも悪い影響を与えます。予算に収まる範囲内で、できるだけ職場の近くの物件を探してください。もちろんルームシェア可能な部屋から選びましょう。

同棲で別れた場合のことを想定

先ほども少し触れましたが、同棲生活というのは必ずしも結婚につながるわけではなく、約40%ものカップルが別れてしまいます。自分たちは大丈夫と思うかもしれませんが、どのカップルもみんなそう思って同棲します。

うまくいくことが前提ではありますが、同棲をする時には必ず解消することになることも想定しておきましょう。具体的には、先ほど説明したようにトランクルームには片方の荷物だけを預けるというのもありますが、他にも決めておくべきことがあります。

同棲期間中は荷物を増やさないこと

まず、同棲期間中には荷物を増やさないことが基本になります。生活に足りないものを徐々に増やして環境を整えるくらいならいいのですが、別々に暮らしていたときのように物欲だけでモノを買うのは止めておきましょう。

金銭感覚のズレは同棲解消の原因にもなりますし、何よりもただでさえ足りていない収納スペースがすぐに埋まって、溢れ出てしまいます。同棲期間中に何かを買うのであれば、同じだけ捨てるように心掛けましょう。新しい服を1着買ったなら、古い服を1着捨ててください。

荷物を増やさないことで、同棲解消するときにもどちらの所有物かで揉めることもなく、家から出ていくときも引越しをスムーズに行なえます。何かを欲しくなったときには、本当に必要なのかをよく考えてから買いましょう。

家賃や光熱費の支払いは1人の口座にまとめておく

同棲をするときには、家賃や光熱費は折半するのが一般的ですが、支払いをするのはどちらか1人です。不公平にならないように、それぞれの口座からの引き落としに割り振るカップルもいるようですが、これらの支払いは1人の口座だけで行いましょう。

同棲を解消するとなったときに片方がその家で暮らし続けるケースも多く、そうなると支払い方法の切り替え手続きなどが面倒です。将来結婚する可能性もあるわけですので、世帯主になる人の口座から支払うようにしておくのがおすすめです

将来世帯主になる側の名義で新しく口座を作り、そこにそれぞれが決まった金額を毎月入金しましょう。家賃や光熱費の引き落としはそこから行うようにしてください。

カップルで同じ日に新居に引越しするときのコツ

荷物が多すぎて、どちらか片方の家で同棲生活を始めるというのは無理な場合には、新居を借りることになります。このとき普通に引越しをしたのでは費用も高額になってしまいますが、ちょっとしたコツを知っていれば、出費を大幅に減らせます。

そこで、ここでは新居への引越し費用を抑えるためのコツを2点ご紹介します。

引越し業者の「立ち寄りプラン」を使おう

2ヶ所から新居へ引越しをする場合、それぞれが業者に依頼するのではなく、複数の拠点で荷物をピックアップしてくれる「立ち寄りプラン」を利用しましょう。立ち寄りプランなら、借りるトラックが1台で済みますし、人件費も抑えることができます。

ただし立ち寄りプランにはいくつかの注意点があります。

  • 1台のトラックに収まりきらない荷物の量はNG
  • ピックアップする2つの住所と新居の住所が離れすぎている場合はNG

荷物が多すぎてトラックに収まりきらない場合には、トラックが2台になるので立ち寄りプランにするメリットがありません。とはいえ、お互いに一人暮らしもしくは実家暮らしをしているかと思いますので、この点はまず問題ないかと思います。

気をつけたいのはそれぞれ住所の位置関係です。それぞれ埼玉と神奈川に住んでいて、引越し先が東京というケースでは「埼玉→神奈川→東京」となり効率が悪くなり、引越し業者に立ち寄りプランはNGとされてしまうこともあります。

編集部
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とはいえ判断は引越し業者が行いますので、まずは相談してみることから始めましょう。業者選びは以下の記事が参考になります。

業者選びは引越し一括見積もりサイトがおすすめ

引越し料金を少しでも抑えたいのであれば、引越し一括見積もりサイトがおすすめです。引越し料金を下げたい場合、相見積もりの状態にして、業者同士で値引き競争をさせるのが一般的です。ただし、複数の業者に連絡をするのは手間も時間もかかります。

ところが引越し一括見積もりサイトを使えば、1度の申込みで複数の業者に見積依頼できてしまいます。しかもこのサービス経由で依頼するということは、最初から相見積もりであることが前提になるため、どの業者も駆け引き無しで他社に負けない金額を提示してきます。

立ち寄りプランと組み合わせることで、それぞれが引越し業者に直接依頼したときの半額以下で引越しできることもあります。予算が限られているというカップルは、必ず引越し一括見積もりサイトを利用しましょう。

まとめ

同棲生活を始めるときに、必ずといっていいほど悩まされる荷物が多すぎる問題。基本的にはお互いの荷物を徹底して減らすしかありませんが、それでも収まらない場合にはトランクルームを借りたり、思い切って新居に引越したりするのがおすすめです。

そして同棲生活がスタートしたら、むやみに荷物を増やさないことを心掛けましょう。同棲前のように欲しい物をすぐに買うような生活をしていたら、荷物が溢れ出してしまいますし、相手に金銭感覚が合わないと思われてしまいます。

そして何よりも、荷物が増えると同棲解消となったときに所有権で揉めることになります。厳しことを言いますが、約40%のカップルが同棲後に別れています。そのときにスムーズに別れるためにも荷物は増やさず、家賃や光熱費の支払いは1人の口座にまとめておきましょう。

また、新居で生活をするという場合には、それぞれが引越し業者に依頼するのではなく、引越し一括見積もりサイトから申込み、「立ち寄りプラン」で引越しするのがおすすめです。引越し料金を抑えて、金銭的に余裕のある状態で新生活をスタートさせましょう。