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7月の引っ越しと聞くとオフシーズンで低価格での引っ越しができそうと思っていませんか?それは半分正解で、半分不正解です。
7月は引っ越し業界ではオフシーズンと繁忙期の両方を兼ねている珍しい月です。7月の引っ越しがなぜそんな複雑なことになっているのでしょうか?
理由は7月前半は6月と同じオフシーズンですが、7月後半は海の日や夏休みがあるので、引っ越し業者も急に繁忙期に突入するからです。
ここではそんな7月引っ越し料金の相場や、7月の引っ越し費用が高い時期でも料金を安くするためのポイントついて紹介します。
引越し百科の運営会社である株式会社SMAの代表兼ウェブディレクター。自身の引越し経験5回を元に記事の制作やキーワードコンセプトを決めるなど、サイト全体のプロディース業務を務めている。SEO業界のセミナー講師も務める。
2015年9月からWebメディアを中心に執筆を行っています。引越し経験10回の体験談を基に、ユーザー目線で役立つ情報を提供します。これまで、不動産、金融、旅、スポーツなど多岐にわたるジャンルで記事を執筆してきた経験があり、実践的で分かりやすい内容に自信があります。
7月引っ越し料金の相場
人数 | 50km未満 | 200km未満 | 500km未満 | 500km以上 |
---|---|---|---|---|
単身 | 36,159円 | 47,630円 | 67,625円 | 102,938円 |
2人 | 61,732円 | 87,669円 | 135,070円 | 円円 |
3人以上 | 89,892円 | 132,725円 | 214,651円 | 260,424円 |
記載料金は平均値
以下相場を計算したデータに関して詳しくはこちら
単身1人
50km未満 | 200km未満 | 500km未満 | 500km以上 | |
---|---|---|---|---|
距離 | 同都道府県 | 同一地方 | 近隣地方 | 遠距離地方 |
9月 | 35,699円 | 45,613円 | 67,283円 | 100,511円 |
10月 | 36,159円 | 47,630円 | 67,625円 | 102,938円 |
11月 | 35,303円 | 45,338円 | 64,721円 | 97,301円 |
単身の場合、6月と7月で引越し料金相場はそれほど変わりませんが、8月になると相場がやや低くなります。8月は夏休みになるため、引越し料金相場が高くなると思っていた人もいるかもしれませんが、オトクなのは8月という結果になっています。
夫婦、カップル2人
50km未満 | 200km未満 | 500km未満 | 500km以上 | |
---|---|---|---|---|
距離 | 同都道府県 | 同一地方 | 近隣地方 | 遠距離地方 |
9月 | 61,506円 | 80,758円 | 122,705円 | 176,779円 |
10月 | 61,732円 | 87,669円 | 135,070円 | 176,782円 |
11月 | 66,949円 | 87,725円 | 127,767円 | 167,858円 |
夫婦やカップル2人の引っ越しの場合では、50km未満の短い距離ですと8月が割高になり、200kmを超える引越しでは8月が安くなっています。200km未満の距離の引越しは7月中もしくは6月にしておくのが理想ですが、遠方への引越しは8月おすすめです。
家族3人以上
50km未満 | 200km未満 | 500km未満 | 500km以上 | |
---|---|---|---|---|
距離 | 同都道府県 | 同一地方 | 近隣地方 | 遠距離地方 |
9月 | 90,644円 | 129,644円 | 161,651円 | 252,958円 |
10月 | 89,892円 | 132,725円 | 214,651円 | 260,424円 |
11月 | 89,231円 | 138,513円 | 199,452円 | 252,362円 |
3人以上の家族の場合、200kmよりも短い距離の引越しでは6月から8月までの期間、いつ引越ししてもそれほど料金が変わりません。都合のいいタイミングで引越ししましょう。遠方への引越しの場合は、7月が割高になりますので、可能であれば6月もしくは8月に引越ししましょう。
全体的に7月よりも8月が引越し料金相場が安い傾向にあるため、少しでも安く引越しをしたいのであれば8月に引越しするのがおすすめですが、最近は7月も8月も最高気温が35℃を超えることも珍しくなく、決して引越しに適しているとはいえません。そういう意味では、まだ比較的涼しい6月も選択肢にいれておくといいかもしれません。
現段階で大まかな見積もりが知りたい方は引越し一括見積もりサイトを利用してみると良いでしょう。
7月の引っ越し料金は高くなる?安くなる?
7月前半は6月の影響を受けて引っ越し料金が安くなりますが、7月20日以降は夏休みを利用した家族引っ越しをするケースがが増えてくるため、引っ越し業界はいきなり繁忙期になってしまい、引っ越し料金も繁忙期に近い料金になります。
このため、同じ7月でも少しの違いでオフシーズンと繁忙期が切り替わってしまうのです。7月に引っ越しを考えている人は、できることなら学校が夏休みになる前の7月20日までの引っ越しが安くなります。
7月引っ越しのメリット・デメリット
ここで7月引っ越しのメリット・デメリットを紹介します。
- 7月前半は格安で引っ越しができる
繁忙期に比べてどの引っ越し業者も平均30%〜40%安くなります。 - 予約がとりやすい
繁忙期ではないので比較的希望の日時の予約がとりやすくなります。
- まだ梅雨があけていない
雨の中の引っ越し作業は非常にリスクが高く、トラブルが発生しやすく、引っ越しをする人が少ない傾向にあります。 - 7月後半は繁忙期になる
料金が通常期よりあがる傾向にあります。 - 熱中症のリスクがある
7月後半は気温が一気に上昇するため熱中症のリスクが高くなります。
7月の引っ越し費用を格安にするためのポイント
7月の引っ越しは、前半はゆっくり腰を据えて引っ越し業者を選ぶことができますが、7月後半に引っ越しするとなると、引っ越し業者が急に忙しくなり、即決で決めていかないと引っ越しのスケジュールを確保することも難しくなります。
つまりスピーディーな見積もりと予約をとることが引っ越し料金を安くするカギとなります。
7月前半が引越し費用がお得
7月前半は引っ越し料金は安いですが、7月後半に引っ越しをする場合は繁忙期に入るので、できるだけ早いタイミングで引っ越し業者選びをしましょう。
とはいえ、慌ててしまって割高な引っ越し料金で引っ越しをしないように、注意する必要があります。どんなに繁忙期でもやり方次第で引っ越し料金を安くすることはできます。
まず少しでも安く引っ越しをしたいのであれば、海の日のような祝日を挟む連休での引っ越しは、引っ越し料金が高くなる傾向にあるので避けるようにしてください。
理想は平日の引っ越しですが、難しいようであれば7月前半での引っ越しができないか検討してみましょう。
土・日より平日が安くなる
料金が安い7月前半でも、土日は料金も割高になりますので土日よりは平日の方が安い料金で引っ越しができます。
同じ平日でも料金をさらに安くしたい場合は、平日の仏滅などをねらいましょう。平日が安いのはもちろんですが、引越業者によっては連休最終日もお得な料金になっていることもあるので、下記のサイトで何社か相見積りをとりましょう。
ここで大手引っ越し業者の「2025年7月お得日」を紹介しますので参考にしてください。
7月に引っ越しをするときの注意点
7月は夏のイメージがあるかもしれませんが、7月前半はまだ全国的に梅雨明けしていない季節になるため、7月の引っ越しといえども雨の中での引っ越しになる可能性がかなり高くなります。
6月の引っ越しと同じように、雨の中の引っ越しは大きな荷物や大切な荷物を落下させてしまったり、荷物を全く濡らしたりすることもあるので、かなり難易度の高い作業になります。
思い出の品などが壊れてしまい悲しい思いをすることもあります。本当に大切なモノは自分で運べないか検討してみましょう。
また、7月も後半になると一気に気温が上昇しますので、引っ越し作業中の熱中症リスクについて常に考えておくようにして、しっかりと熱中症対策を行なってから引っ越し作業しましょう。
7月は梅雨と夏の暑さが同時にくる!
さきほど熱中症の話をしましたが、近年では年々気温が上昇しているため、夏はエアコンを取り付けようとエアコン工事の依頼が殺到します。
引っ越し業者の中に、エアコン工事ができる方がいれば引っ越しと同時にやってくれるかもしれませんが、取り付け業者が別の場合は引っ越してから1〜2週間後に取り付けという自体も起こりかねませんので、その間に熱中症になっては大変です。
エアコンがあれば除湿、冷房どちらにも有効なので、まだピークを迎えていない7月前半に、引っ越しもエアコン工事もすませておくことが理想です。
そして、引越し一括見積もりサイトを利用して相見積もりをすることも、引っ越し料金を安くするためのテクニックですので、少しでも安く引っ越しをしたい場合は積極的に利用して、安値での引っ越しを目指しましょう。