引越し時の余った調味料の捨て方・梱包方法とは!画像付きで詳しく解説

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引っ越しのときにありがちなミスが、運搬中に調味料が漏れてしまうというもの。漏れてしまうだけならいいのですが、他のキッチン用品を汚してしまったり、割れたガラス瓶の破片でケガをしたりする可能性もあり、調味料は慎重に梱包する必要があります。

ここではそんな調味料を新居に持っていくかどうかの判断基準について解説し、さらに梱包方法や運び方についてもご紹介していきます。知っておくと失敗を防ぐことができますので、これから台所まわりの荷造りをするという人は参考にしてください。

調味料を新居に持っていくかどうかの判断基準

まずは調味料を新居に持っていくかどうかの判断をしましょう。使いかけの調味料だからといって、必ずしも新居に持っていく必要はなく、むしろ処分したほうがいいものもあります。持っていくかどうかの判断基準がいくつかありますので、それぞれの基準を見ていきましょう。

賞味期限が近い調味料は処分

砂糖や塩以外の調味料には賞味期限が設定されていますので、頻繁に使う調味料を除いて賞味期限が2週間を切っているものは処分してしまいましょう。賞味期限内であっても、1年以上使っていないものは今後も使わない可能性が高いので処分対象としてください。

ちなみにドレッシングやケチャップなどは、開封すると賞味期限が短くなります。開封してから1ヶ月以上経過しているなら、劣化していますので新居に持っていく必要はありません。一般的な開封後の賞味期限目安を見ていきましょう。

 賞味期限
ドレッシング1ヶ月
ケチャップ1ヶ月
ソース1ヶ月
マヨネーズ1ヶ月
焼肉のタレ2週間
めんつゆ3週間
ジャム2週間
バター・マーガリン1ヶ月

実際にはこれ以上の期間が経過しても使っている人が多いかと思いますが、いつ開封したのかわからないような調味料も含めて、劣化している調味料をわざわざ新居に持っていく必要はありませんので、思い切って処分しましょう。

要冷蔵の調味料は処分しよう

引っ越しトラックの荷台は温度管理をしているわけではなく、調味料は常温で運ぶことになります。このため要冷蔵の調味料を運ぶのには適していません。夏場になると荷台の温度が50℃を超えるようなケースもあるため注意が必要です。

どうしても要冷蔵の調味料を持っていきたい場合には、保冷剤を入れたクーラーボックスに梱包して運んでもらいましょう。

燃えるごみの最終収集日までに処分する

調味料を処分するときに気をつけたいのが、燃えるゴミの収集日です。できるだけギリギリまで使いたい気持ちはわかりますが、燃えるゴミの日を逃してしまうと捨てる方法がなくなって、新居に持っていくことになります。

そうなると捨てるのがもったいなくなって新居でも使いたくなりますが、すでに賞味期限が近い調味料を常温もしくは高温環境下で運ぶとなると、劣化して味が落ちるだけでなく、人によってはお腹を壊してしまう可能性もあります。

そのようなことのないように、きちんと燃えるゴミの日に処分してください。調味料の液体はそのまま燃えるゴミで捨てることはできませんので、後ほど詳しく説明致します。

捨てるの勿体ない!計画的に使い切ろう

処分するのがもったいないという人は、できるだけ引っ越し前に使い切りましょう。残っている調味料の量にもよりますが、2週間前から計画的に料理をすれば、ほとんどの調味料を引っ越し当日までに使い切ることができるはずです。

数日前に使い切ったら、そこからは料理をせずにスーパーのお惣菜やデリバリーなどを活用しましょう。どうしても追加で購入したいなら、できるだけ小さなタイプの調味料を選んで無駄にならないようにしてください。

調味料タイプごとの荷造りのコツ

賞味期限までまだ時間があるなら、調味料を処分するのはもったいないので、他の家財と一緒に新居まで運んでもらうことになります。そこで重要なのが、漏れないように荷造りするということ。どのように荷造りすればいいのか、液体タイプと粉末タイプに分けてご紹介します。

液体タイプの調味料を運ぶコツ

ガラス瓶などに入っている液体タイプの調味料は、液体が溢れないようにしっかりと蓋をしておく必要があります。ただ、蓋だけでは何かの拍子に外れてしまう可能性がありますので、次の手順で梱包しましょう。

蓋を閉めてサランラップで覆う
その上からキッチンペーパーを被せて輪ゴムで固定
ガラス瓶全体を新聞紙で包む
個別にビニール袋に入れて口を縛る

ここまでしておけば、多少のことでは液漏れすることはありません。手間はかかりますが、ここまですれば確実ですので、多少過剰と感じてもこれくらいしっかりと梱包しておきましょう。

粉タイプの調味料を運ぶコツ

砂糖や塩など、粉タイプの調味料を小瓶に入れている場合には、液体タイプの調味料と同じ方法で梱包しましょう。ただし、溢れても汚れることがない調味料なら、ビニール袋に入れる必要はありません。新聞紙で包み、ダンボールに立てて並べておきましょう。

片栗粉など袋に入っている調味料は、袋の口を閉じてテーブで固定してください。その状態でビニール袋に入れておくだけで構いません。ただし、袋が破けそうな場合には、タッパーやジップロックなどに移しておきましょう。

粉タイプの調味料は、できるだけ空気に触れさせないようにして運ぶのがポイントです。特に湿度の高い梅雨時期は慎重に梱包してください。

ダンボールは小さいタイプを選ぶ

ガラス瓶に入った調味料がいくつもあると、総量がかなり重たくなります。このため、調味料を梱包するダンボールは、できるだけ小さいタイプのものを選びましょう。調味料を立てにして並べて、隙間は新聞紙などで埋めて動かないように固定してください。

ダンボールの上には「天地無用」「調味料」と記載しておきましょう。そうすることで引越し業者も中身が分かり、丁寧に運んでくれるので破損や漏れを防ぎやすくなります。

新居に持っていかない調味料を捨てる方法

賞味期限が近い調味料などは処分するとお伝えしましたが、気をつけてもらいたいのが処分方法です。調味料のタイプによって適切な捨て方が違いますので、それぞれの処分方法を見ていきましょう。

液体タイプの調味料を処分する方法

液体調味料をそのまま排水口に流すのは環境に優しくありませんので、下記の手順で紙や布に吸わせて、燃えるゴミとして捨ててください。

空の牛乳パックに、布や新聞紙を詰める
液体調味料を注ぎ込む
ガムテープで口を閉じる
ビニール袋に入れる

この状態なら液漏れすることもないので、可燃ごみとして捨てることができます。醤油やサラダ油などはこの方法で処分してください。

その他の調味料を処分する方法

マヨネーズやソース、ケチャップ、マスタードのようにドロッとした状態の調味料や、小麦粉などの粉タイプの調味料は、新聞紙に包みビニール袋に入れた状態で燃えるゴミとして処分しましょう。

注意

小麦粉や片栗粉などは水を含むと流れにくくなるため、排水口から捨てないように気をつけましょう。

調味料だけじゃない!台所まわりの荷造りポイント

ここまでの説明で、引っ越しをするときに調味料をどう扱えばいいのか把握できたかと思います。ただし台所まわりの荷造りで気をつけなくてはいけないのは、調味料だけではありません。その他に荷造りで注意するべきポイントを見ていきましょう。

冷蔵庫内の食材を使い切ろう

引っ越しをするときには、冷蔵庫の中は空っぽの状態にする必要があります。このため要冷蔵の食材はすべて使い切る必要があります。引っ越し1ヶ月前から貯め込んだ食材を計画的に消費していき、燃えるごみの最終収集日までにはすべて使い切っているのが理想です。

引っ越しまでの準備期間が短くてどうしても消費しきれない場合には、クーラーボックスで運んでもらいましょう。ただし、遠方への引っ越しで当日中に冷蔵庫に戻せないような場合には、もったいないですが食中毒を避けるために処分しましょう。

冷蔵庫の水抜きは前日までにしておく

冷蔵庫には水受け容器などに水が溜まっているので、そのまま運ぶと水が溢れてダンボールや家財を水浸しにしてしまいます。そうならないために、前日のうちに水抜きをしておきましょう。水抜き方法は取扱説明書に記載されていますので、手順に従って水を抜いてください。

霜がついている場合には運搬途中で溶け出さないように、こちらも前日のうちに取り除いておきましょう。朝のうちに冷蔵庫の電源を落として扉を開けておけば、午後には霜が溶けているか、もしくは取りやすくなっています。前日の早い時間に電源を落とすようにしましょう。

包丁の運び方

包丁などの刃物を新居に運ぶ場合の手順は以下になります。

包丁の刃を新聞紙で包む

ダンボールで歯を挟む
ガムテープを巻きつけて刃が飛び出ないようにする

まとめ

引っ越しをするときに調味料を持っていくかどうかは、賞味期限もしくは開封後どれくらい経過しているかによって判断しましょう。引っ越しトラックの荷台は調味料にとって適切な環境ではなく、夏場や梅雨時期は調味料の劣化が進みやすいので、危険だと感じたら持っていかずに処分しましょう。

新居に持っていく調味料は、溢れたり漏れたりしないようにしっかりと梱包してください。ダンボールに詰めるときには、新聞紙などで隙間を埋めてガラス瓶が割れないように気をつけましょう。要冷蔵の調味料は、保冷剤を入れたクーラーボックスを使って運んでください。

また、調味料を処分する場合には、キッチンの排水口から流すのではなく、液体は新聞紙や布などに吸わせたうえで燃えるゴミとして処分しましょう。粉タイプの調味料は新聞紙に包んで可燃ごみとして捨てるだけでOKです。地球環境のために、面倒でも必ず適切な方法で処分するように心掛けてください。